在学生の声佐藤 渉 さん

一度は退学したものの、やり遂げたいと決意し再度入学をしました。法律を学び、物事を論理的に考える習慣がついたことが大きな収穫です。

佐藤  渉  さん
  • 入学:2001年4月(1年次入学)
    退学:2009年3月
    再度の入学:2014年4月
    卒業:2020年3月
    就学時:30歳代
    居住エリア:神奈川県在住
    職業:会社員(メーカー)
    (2018年6月掲載)

2009年に退学され、2014年に再度の入学をされていますが、退学した理由を教えてください。

 結婚、長女の誕生、転職、複数回の引っ越しなど、大きなイベントが重なりながらも勉強しておりましたが、体調を崩してしまいました。その頃は80単位程度まで修得していたと思います。家族と仕事が最も大切とはいえ、自身の志に背を向けるようで大変葛藤し苦しい思いをしました。幸い、中央大学には「再度の入学」制度がありましたので、環境が整い次第、再度入学することを前提に退学を決心しました。

なぜ2014年にもう一度入学をしようと思いましたか?

 再度の入学のきっかけは、複数あります。一番の理由は、退学によって当初の志望動機がより明確になり、卒業することの必要性を痛切に感じたためです。
 私の場合、退学により勉強の負荷は無くなりましたが、大きな目標を失った感が強かったと思います。ほかに代替できるものがないか新しいことを始めてみましたが、充足されることはありませんでした。それゆえこの問題は、再度入学して卒業するしかないと思えることに至ったことと、お金に困らず、生涯現役で働くには、仕事以外に個人で何らかのテーマを決めて勉強を継続することが必要だと思っていることが大きいと思います。

再度の入学を決意するには、取り巻く環境など様々なことが影響していますね。

 そのほかの理由としては、今まで取り組むことは中途半端なことが多く、やり遂げないと一生後悔すると強く思っていたことや、複数の知人から、向上心があるから勉強したほうがよいと励まして頂いたこと、家族や職場の協力のもと、当初と比べ勉強時間が確保しやすくなったことが大きいと思います。加えて、法律学の魅力として自分の正しいと思ったことを自由に主張できる(その論証は難儀ですが)ので職場では得られない自分だけの世界観に魅力を感じておりまし、さらに、在学中のスクーリング受講時に教授の白熱した講義の思い出、知的好奇心を掻き立てられた思い出があったことが再度の入学を後押ししたと思います。

現在のお仕事内容をお聞かせください。

 パソコンメーカーでお客様からお問い合わせをいただくコールセンターに関連する業務を担当しております。委託先ベンダーのマネジメントのほか、品質管理、新しいサポートサービスの企画のほか、終息の見えない難しい個別案件など担当しております。

大学で法律を学び、仕事で役立ったこと、新発見などの経験をお聞かせください。

 仕事や日常生活の区別なく当事者双方にどのような権利義務があるか常に考えるなど、客観的な視点で物事を考えて行動するようになりました。

法律を学ぶ意義についてどう思われますか?

 法律を学ぶと普段の生活において無数の法律行為を行っていることに気が付きました。厳しくも温かいレポート添削指導を通じて訓練されたリーガルマインドをもってすれば、不測の事態にも適切に対処することができましたが、何よりも物事を論理的に考える習慣がついたことが大きな収穫だと思います。

お仕事との両立や学習を継続していくためのポイントを教えてください。

 ポイントは動機(なぜ勉強するのか)と計画(思い通りにいかない)を何度も再確認することだと思います。仕事との両立がつらくて頻繁に辞めたいと思う正直な気持ちに共感しつつ、何度も計画を練り直し、自分に合った勉強法を確立することが大切です。わたしは通教に入るまで勉強などろくにしなかったほか、プライベートでイベントが重なったため、相当苦労しております。
 卒業間近のこの頃になって、やっと自分なりの勉強法がつかめてきたと思っています。巷の勉強法の書籍も自分の学習スタイル確立にかいつまんで吸収するのもよいと思います。(佐藤優著・『読書の技法』東洋経済新報社)などをはじめとして多数の書籍を参考にさせて頂きました。

今後の目標を教えてください。

 まずは、通教を2018年度に卒業することです。卒業後は働きながら勉強する習慣が定着したので英語など業務に必要と思われるジャンルの勉強をしていきたいと考えています。

この記事をシェアする