在学生の声堀口 生太 さん

法律を学び、学問の面白さに気づくことができました。仕事でも以前よりも完成度の高い企画書を作成することができるようになりました。

堀口  生太  さん
  • 入学:2014年4月(3年次編入学)
    卒業:2019年9月
    就学時:30歳代
    居住エリア:東京都在住
    職業:デザイナー
    (2017年8月掲載)

ご職業と法律との関係がパッと思い浮かばないのですが、法律を学ぼうと思ったきっかけを教えてください。

 私の仕事は、洋服の企画職(デザイナー・マーチャンダイザー・バイヤー)です。はっきり言って、法律とはほとんど関係のない仕事です(笑)。また、これまでの人生でも、法律を特別に意識するような経験はありませんでした。ただ、ラジオの政治ニュース番組を聴くのが好きで、その種の番組では、しばしば法律が問題になります。それで、少しは法律に興味を持っていたという程度です。中央大学の通信教育課程で学ぼうと思った動機は、法律を学ぶというよりも、大学で学びたいという思いからでした。

お仕事のお休みは土・日ですか?

 仕事は、土日休みの週もあるのですが、基本的にはシフト制です。私の学習スタイルは、毎日2~3時間は学習することを目標にしています。ただ、仕事で疲れていたり、気分がのらない日にはまったく勉強しない日も多いです。その分、休日は図書館でまとめて勉強しています。

法律を学んで、新しい発見や収穫はありましたか? また、仕事上でもなにか変わりましたか?

 通教で法律を学んだ一番の収穫は、学問の面白さに気づくことができたということです。どちらかと言えば、勉強は嫌いな人間だったので、自分でも驚いています。今では通教での法律学習が日課になってしまいました。
 また、法律の学習は仕事にも役に立っています。企画職という仕事柄、企画書や市場分析の資料を作成することが多いのですが、以前よりも資料の内容をロジカルにまとめることができるようになりました。これは、レポート学習のおかげです。レポートは、まず与えられた課題の論点を見極め、次にあてはめ、最後に結論という構成を意識して作成しています。企画書を作成する際も、この構成を意識して作成することで、以前よりも完成度の高い提案や分析が行えるようになりました。
 さらに、「経済法」を学んだことで、「優越的地位の濫用」など経済活動には法的なルールがあることを知りました。バイヤーという立場から、このような法知識を得ることができたことによって、商品の仕入れに対する考え方も変わり、人間としても成長できた気がします。

学習履歴を拝見すると、科目によっては、科目試験において3回以上不合格が続いているものがあります。途中でその科目の修得を諦めてしまう方が多いのですが、堀口さんは科目試験やレポート不合格などの困難に直面した時はどのようにして乗り切っていますか?

 最初のうち、というか最近まで科目試験については試験範囲が広いので正直どこから手を付けてよいのかまったく見当がつきませんでした。ただ、「何回も受ければそのうち受かるだろ」という気楽な気持ちで毎回試験に臨んでいました。
 そんな中、2016年に初めて学生会支部の学習会に参加しました。その時に支部の先輩から科目試験の勉強方法についてお伺いし、その後はきちんと試験のための勉強を行った上で科目試験に臨むことができました。
 レポートについては、内容に自信がなくてもとりあえず書き上げて提出することを心がけていました。レポートは、数をこなせば自然に書き方が分かってくると思います。もし、不合格になってしまった場合は、図書館で新たな文献を探して書き直すということを繰り返しました。レポート作成においては、課題に沿った文献を探し出すことも重要だと思います。

教員の印象はいかがですか?

 先生方の印象はとても良いです。悪い印象を受けたことは一度もありません。基本的に通教生は独学になるので、先生方にお会いする機会は、スクーリングか学生支部での学習会だけです。そのような機会に質問をさせていただくことがありますが、どの先生もすごく気さくに、丁寧にお話しをしてくださいます。また、先生によってはスクーリングの際に、レポート作成のコツや科目試験の対策等についてお話ししてくださる場合もあるので、通教生の学習環境について理解してくださっているのだなと感じます。

卒業に向けて、今のご自身にエールをお願いします。

 ここまで学習を継続してこれたので、気を抜かずに学習を続けて卒業したいです!

入学を検討している志願者に一歩踏み出せるような一言をお願いします!

sample 何事もやってみないと分かりません。少しでも入学を検討されているのであれば、まずは入学されることをお勧めします。法律学習は一生続けられますし、何より法律を知っていると実生活で役に立ちます。人生の危機管理としても、法律を学習することに損はないと思います。