在学生の声椎橋 庸二 さん

卒業を目的とするのではなく、自ら学びたい科目をできる範囲で学んでいます。


◆科目等履修生として継続して在籍

椎橋  庸二  さん
  • 登録:2013年4月~(科目等履修生として毎年登録)
    登録時:40歳代
    居住エリア:神奈川県在住
    職業:企業法務
    (2017年6月掲載)

現在のお仕事を教えてください。

 会社の法務担当として、契約書のリーガルチェック等の業務をおこなっております。

入学のきっかけを教えてください。

 他大学の通信教育の法学部を卒業しましたが、まだ学び足りない気がし、また、通信教育課程の法学部では中央大学しかない、海商法等の科目があったことから入学しました。

正科生としてではなく、科目等履修生として5年間継続して在籍している理由を教えてください。

 卒業を目的とするのではなく、自ら学びたい科目をできる範囲で学ぶようにしていることが理由です。

科目等履修生の登録期間は1年間単位ですが、椎橋さんはその1年で必ず1科目以上の単位を修得されています。仕事との両立、時間の使い方、教科書や参考図書の読み方など学習のコツがありましたら教えてください。

 仕事を大きく犠牲にしない範囲での科目履修としています。時間については、勤務先が都心部にあるので、平日の夜に後楽園の図書館等を利用することもありますし、仕事の休日に多摩キャンパスの中央図書館で、参考資料を集めてCITRAS(情報リテラシールーム)で一気に書き上げることもあります。教科書は一度通読しようとしますが、たいてい挫折してしまうので、レポートで求められるキーワードを教科書や参考図書の該当部分を読んで、共通していることが重要なことではないかと考えてレポート執筆しています。

 レポートで、印象に残った科目やインストラクターの指導などを教えてください。

 レポートが論じられていないということで不合格になりましたが、指導内容を振り返り、再度指導に基づいて書き直すと、自分のレポートに足りなかった内容が理解できるようなったので、インストラクターの指導は的確であると思います。

お客様との対応のなかで、法律を学んだことが活かされた案件がありましたら、具体的に教えてください。

 お客様との契約書のやり取りにおいて、勤務先にとって必要なことがお客様側で修正等されていた場合、民法や商法のルールや考え方をベースにお客様と交渉し、勤務先にとって必要な内容がお客様にも受け入れてもらえました。

オンデマンド授業を積極的に利用されていますが、感想をお聞かせください。

 例えば民法の授業が家にいて直接受けられる、しかも自分の都合のいい時間に受けられるし、繰り返し見ることができる。この魅力はたまりません。自分なりの勉強を整理し不足している部分が分かります。自分が読んでいる本の執筆者である先生の授業を視聴できる機会は大変貴重だと思っています。

科目等履修生として特定の科目を履修する場合は、お仕事に関連する科目からもしくは「民法」から等、登録を検討されている方へのアドバイスをお願いいたします。

 科目等履修生は年次に関係なく科目を履修できることに利点であるので、それぞれ、興味のある科目から登録されるとよいと思います。