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RESTUDY

卒業生の声 八代 晋之介 さん


「卒業」がゴールではなく、その先に何を目指しているのかでモチベーションはだいぶ変わってきます。

入学:2009年10月(3年次編入学)
卒業:2016年3月
就学時:20歳代
居住エリア:東京都在住
職業:精密機器メーカー(知的財産センター・特許技術室)
(2016年10月掲載)

現在のお仕事について教えてください。

 メーカーの知的財産センターの特許技術室というところに所属しています。今年で5年目になります。

卒業された大学ではどのようなことを学習・研究されていましたか?

 理学部化学科を卒業し、その中でも有機化学を専攻、研究していました。

法律を学ぼうと思ったきっかけを教えてください。

 理学部化学科にいたころから法律に興味はありました。しかし、毎週毎週の実験及び実験のレポートに追われる毎日で法律を勉強する余裕がありませんでした。幸いなことに就職先では希望していた特許に関する業務に就くことができましたので、それをきっかけに法律の勉強を本格的に始めようと思いました。法律について無知な理系の人間が、まずは基礎的な知識を得るため、中央大学の通信教育を選択致しました。

特に力を入れて学んでいる科目は何ですか?

 もちろん「知的財産法」ですね。私は、「知的財産法」の特に特許法のスペシャリストになるべく、そしてここで学んだ知識を現職の知的財産の仕事で活かしていきたいです。

レポートで不合格になった場合、すぐに再提出に取りかかりますか?それとも時間を空けますか?

 不合格になった場合、すぐに取りかかります。というのも、やはり残念ながら勉強して得た知識も無限に残っているわけではなく、日々少しずつ忘れてしまいます。ですので、再提出がわかった時点から再レポートに取りかかります。

不合格レポートに落ち込むこともあるかと思いますが、学習のモチベーションはどう維持されていますか?

 モチベーションの維持は、仲間(友人)を作ることです。私は、気が合った仲間だけがコミュニケーション(連絡)できるようなツールをインターネット上に立ち上げています。これによって、定期的に仲間との連絡が可能となりお互い情報交換やモチベーションの維持を行っています。

オンデマンド授業ではなく、夏期スクーリングや短期スクーリングなど積極的に直接教員と顔を合わす対面の授業を受講されている理由を教えてください。

 やはり、フェイスtoフェイスを意識して受講しています。夏期や短期スクーリングでは、通信教育で仲間を作る数少ないチャンスと思っていますし、教員の方とのコミュニケーションを取る良い機会でもあります。オンデマンドですと、確かに学習面では一人で学習するよりはるかに効率的だと思います。しかしながら、私の場合、学習の面からだけでなく、先に述べたコミュニケーションの観点からも優位と思っていますので、あえて夏期や短期スクーリングを選択しています。

スクーリングの思い出を教えてください。

 毎回のスクーリングでやらなければならないことですが、やはり、最終日のテスト勉強は大変です。3日間でその科目の学習の総まとめを行うわけですが、これを経てテスト勉強することは並大抵ではないです。このテスト勉強のときに知り合った仲間と一緒に勉強を行うと、2倍にも3倍にも勉強の効率が高まります。ある仲間とは、前日に試験範囲を考察したり、ある仲間とは前日の夜23時まで復習に没頭したりしました。お互い、わからないところを補足するように、わかるところを教えたり、わからないところを教えてもらったりです。人に教えるということは思っている以上に難しいことで、人に教えることで自分でも再理解したり間違った解釈で理解していた個所が判明したりと、メリットが数えきれません。そして、テスト後の解放感は良いですね。学生のテスト後のような解放感が社会人になってから体感できるとは思いませんでした。

仕事と学習の両立を成功させるポイントがありましたら教えてください。

 休日の半日を学習にあてることです。私の場合、平日は帰宅が夜に差し掛かり、流石に平日の学習は困難状態であるため、私の場合は休日の午前中は学習の時間として確保しています。学習の場所にも工夫が必要と思います。私の場合は、市立の図書館等を利用しています。家ではなかなか学習ができませんね。

学んでみて気づいた通信教育課程の魅力はどのようなことですか?かつてのご自身の学生時代と社会人として学ぶ今とを比較して異なることはありますか?

 皆さん、意欲的な方が本当に多いと思いました。また、社会人の方は、お時間がないでしょうから法律を勉強したくても、通学して学ぶことは難しいと思います。私もそうですが、そのような方に通信教育はピッタリと思います。私の卒業した大学生時代は、なんとなく教授の言うとおりに実験等をこなしていれば卒業できました。しかし、通信教育では、何もかもが自分から動かなければ始まりません。その点が、受け身だった学生時代とは180度逆だと思いましたし、良い経験と思っています。また、卒業した大学生時代とは異なり、学習のモチベーションの維持が大切と感じました。学習のモチベーションは、卒業後、ここで学んだことを糧に何がやりたいのか?を持つことで維持できると思います。何となく、通信教育で学習している方をいくらか見ましたが、途中でドロップアウトしています。あくまでも、「通信教育の卒業」がゴールではなく、その先に何を目指しているのかで、モチベーションはだいぶ変わってくると思います。

今後の目標や夢をお聞かせください。

 まずは、通教を卒業することを目指します。卒業後は、弁理士資格を取りたいと思っています。その先は、何歳になるかわかりませんが、米国の特許弁護士になりたいと思っています。

志願者の方にメッセージをお願いします。

 通信教育では、何事も自ら行動しなければ何も結果は付いてきません。また、何となく学習しようとか漠然とした理由ではなく、その先に何をしたいのか、ここで学んだことを活かして何をするのかハッキリさせることが重要だと思います。その理由が明確ならば、迷わず中央大学を選択していいと思います。中央大学の学生は意欲的ですし、夏期や短期といったFtoFのスクーリングが数多くあります。そして、これらのスクーリングで仲間を作ってください。仲間がいればモチベーションも保てますし、様々な大学情報も手に入ります。もし、これらのスクーリングで私を見つけたらぜひ声をかけて下さいね。一緒に学習を進める良き仲間になりましょう。