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卒業生の声 久保田 直己さん


2026年行政書士試験に合格。長い人生の中で、勉強を始めるにあたって「遅すぎる」ということはありません。そして最短で修了する必要もありません。

久保田 直己さん

入学:2021年4月(3年次編入学)
卒業:2023年3月
就学時:60歳代 職業:個人事業主
居住エリア:東京都在住
2023年~ 科目等履修生として在籍
2026年 行政書士試験に合格
(2026年2月掲載)

行政書士試験合格おめでとうございます!今率直に感じておられることを教えてください。

 行政書士試験は3回目の挑戦で合格することができました。一年に一回しか受験の機会がないこと、試験は11月上旬で合否の発表が1月末となっており2カ月半も不安な気持ちで待たなければならないことなど、受験生にとってメンタルが削られる要素が強い試験です。今は率直に「やっと解放された」と感じると共に、合格を期待しながらギリギリで達することができなかった方々の気持ちを察すると、自分自身の不合格の経験からもとても心が痛みます。

 そして行政書士試験合格はあくまでも開業に向けた出発点に立つことができたということに過ぎません。これから実務や個別法の勉強を続けて、プロとして認めていただかなければなりませんので、身の引き締まる思いです。
 なお、本学通教でも資格試験勉強でも、社会人になってからの勉強は家族の理解と協力があってこそです。いずれも叶えることができたことで、家族にはとても感謝しています。

本課程に入学されてから行政書士試験合格まではどのような道のりでしたか。

 本学通教に入学したのはコロナ禍の真っ最中でした。それまでオフィスへ出向いていたのが、すべてリモートワークとなってしまいました。通教も残念ながらすべてのスクーリングがオンラインになってしまい、在学中にキャンパスへ行くことはありませんでした。多摩キャンパスに卒業式で初めて訪れたほどです。一方、仕事も勉強も自室からということになってしまいましたので、勉強のための時間を確保し易くなったのは不幸中の幸いでした。
 卒業後も仕事はリモート中心のままであったため、試験勉強のための時間は比較的確保し易かったと思います。それでも三年を要してしまい、なかなか苦戦しました。 

どうして中大通教で学ぼうと思われましたか?

 私は若いときに大学で化学を学んでいました。その後は一貫してIT系の仕事をしています。技術系のキャリアが長かったため、年齢を重ねるにつれ自分に人文系の教養が足りないことが常々気になっており、還暦を機会に、新たに学び直そうという気持ちが強くなりました。ちょうど息子が某大学の法学部を卒業したこともあり、法学を視野に入れて、社会人でも学ぶことができる環境を探していたところ、中大通教が目に留まりました。
 法学教育では著名な大学であり、しかも学費も手ごろなうえ、自分のペースで勉強できると考え、挑戦してみようと決意しました。

レポート学習の添削指導を受けた感想を教えてください。

今まで取り組んだのレポートの一部

今まで取り組んだのレポートの一部

 レポート学習は、通教での勉強の最大のハードルであり、かつ最も価値のあるツールだと思います。最初に提出したレポートでは条文をまったく記載していなかったため、基本中の基本からご指導いただくことになりました。その後も判例の記載方法や教科書からの引用の仕方など、法学の文章の組み立て方の基本から学ぶことができました。

 レポートを一回で合格として頂けたのは、半分程度だったと記憶しています。特に苦しんだのは刑事訴訟法と商法です。いずれも5回目でようやく合格を頂いた課題があります。刑事訴訟法は、警察官による検問と職務質問に関する課題でしたが、憲法の人権規定を何度も深く考える必要がありました。行政書士の試験科目には刑事訴訟法がありませんが、憲法の理解にとても役立ったと思います。商法は、商人性と商行為の整理に苦しみましたが、この経験は行政書士試験でダイレクトに活かすことができました。

受講したスクーリングの中で印象に残っている科目を教えてください。

当時のノート

当時のノート

 刑法各論のスクーリングが強く印象に残っており、当時のノートは今も大切に手元に残しております。刑法は殺人罪や傷害罪など一般に陰惨なイメージが強いものですが、尊属殺の法令違憲判決や、自動車運転による致傷行為の厳罰化の流れに関する講義では、法による正義の実現に対して感動すら覚えました。特に尊属殺の法令違憲判決では、判決に至るまでの背景や論理の組み立てが重要であることがよく理解できました。
 その後の行政書士試験の判例学習でも、結論を暗記するのではなく、そこに至るまでのプロセスを理解しなければならないという姿勢がとても活きてきました。

久保田さんは3年次編入学後、最短の2年で卒業されていますが、どのように学習を進めてこられたのか、具体的な工夫やポイントをお聞かせいただけますか?

教科書

教科書

 通教の科目試験は、5月、7月、11月、1月と4回ありますが、(4月入学の場合)初年度は実質的に11月からの受験になります。そうすると、2年で卒業するためには6回の試験になるため、毎回6科目程度をこなしていく必要があります。さらに分解すると、毎回土曜日に3科目、日曜日に3科目くらいの合格を積み上げなければなりません。
 これだけの数を着実に達成していくためには、いつの試験でどの科目を受けるのかを見定めた中長期的なプランと、そこからさらにレポートの提出を考慮した月次レベルのプランを立てておいたほうがよいと思います。また、スクーリングを受講すると専用の試験を受けることができるので、この制度の活用も重要です。
 とは言え、レポート提出に手間取ったり、試験を落としてしまうことも当たり前にあります。そもそも通教には「留年」の概念がありませんし、ほとんどの方が働きながら、あるいは子育てをされながらの社会人学生であり、勉強のための可処分時間も人それぞれです。自分の生活に合ったプランで勉強を進められればよいのではないでしょうか。

中大通教の学びが、お仕事や日常生活で活かされたと感じた場面を教えてください。

 法律を学ぶことは、法的思考を身に着けるものだと言われます。そこまで畏まったものでなくても、憲法を学べば人権と人権がぶつかったときの調整を考えざるをえませんし、民法も同様です。公法では国家権力と市民の権利との調整が必要です。
 社会の中ではどんな仕事であっても、様々なステークホルダーの利害調整が必要になってきますが、そのような場面でどんな利害が優先されるべきであるかを考える基本的な姿勢が身に付いたと考えています。

入学を検討している方にメッセージをお願いします。

 長い人生の中で、勉強を始めるに当たって「遅すぎる」ということはありません。そして最短で修了する必要もありません。中大通教は自分のペースで勉強することができるので、特に社会人の方が働きながら勉強するには最適なコースだと思います。
 とりわけ法律を体系的に勉強すると、その後の人生がとても豊かなものになるといっても過言ではありません。ぜひ挑戦してみてください。