卒業生の声 S.M さん
卒業後、2025年度司法試験に合格。
それぞれのやり方で学問に向き合っているのですから、「私なんかが」と躊躇する必要は1ミリもありません。
それぞれのやり方で学問に向き合っているのですから、「私なんかが」と躊躇する必要は1ミリもありません。

入学:2013年4月(1年次入学)
卒業:2019年3月
就学時:20歳代
居住エリア:東京都在住
2019年~2021年 本課程に聴講生として在籍
2022年 私立大学法科大学院 進学
2025年 司法試験に合格
(2025年12月掲載)
卒業:2019年3月
就学時:20歳代
居住エリア:東京都在住
2019年~2021年 本課程に聴講生として在籍
2022年 私立大学法科大学院 進学
2025年 司法試験に合格
(2025年12月掲載)
司法試験合格おめでとうございます!今率直に感じておられることを教えてください。
司法試験を目指し始めてから「一生合格できなかったらどうしよう…」という不安から解放されることは一時もなかったので、まず感じたのは「ようやく受験生活が終わった」という安堵感でした。合格発表前には「合格した途端、思いあがった人間にならないよう気を付けよう」と考えたこともありましたが、実際には司法試験合格は自分のなかですぐに過去のこととなり、今は実務家として白紙の自分に向き合いつつ、今後どうしたらよい法曹になれるかを真剣に考えています。
本課程を卒業されてから司法試験合格まではどのような道のりでしたか。

司法試験の答案練習で用いた答案用紙
数年がかりで司法試験受験に取り組むにあたって環境を整える必要がありましたので、卒業後準備期間を経てから司法試験予備校で受験勉強を開始しました。その翌年ロースクール受験を経て、無事合格し法科大学院に既習入学しました。法科大学院では不慣れな授業や定期試験に取り組みつつ、司法試験の勉強を並行して進めなければならず多忙な日々を過ごしました。入学の翌7月、その年から開始された在学中受験制度で1回目の司法試験を受験。短答式試験には合格したものの論文式試験で不合格となりました。2回目は短答式不合格、3回目の受験でようやく最終合格することが出来ました。
司法試験の学習はただ努力すれば合格できるというものではなく、自分の弱点に向き合いつつ正しい学習方法で努力することが必要でした。私の場合、自分の弱点を発見してそれを乗り越えるまでに時間がかかってしまいましたが、この過程で得た忍耐力や知識の深さはこれからの実務家人生に役立てることができると考えています。
司法試験の学習はただ努力すれば合格できるというものではなく、自分の弱点に向き合いつつ正しい学習方法で努力することが必要でした。私の場合、自分の弱点を発見してそれを乗り越えるまでに時間がかかってしまいましたが、この過程で得た忍耐力や知識の深さはこれからの実務家人生に役立てることができると考えています。
中大通教で法律を学ぼうと思ったきっかけを教えてください。
中学卒業後働きながら高等学校卒業程度認定試験(高卒認定試験)に合格した後、大学で法律を勉強して弁護士になりたいという気持ちが強くなりました。自分で生計を立てながら学ぶことができる通信制の法学部をいくつか検討する中で、法学教育に力を入れている中大であれば、通教でも質の高い教育を受けられると考え入学を決めました。将来的に法科大学院に進学することも視野に入れていたので、学費負担が少額であることも決め手でした。卒業率が非常に低いという情報もあり周囲からは「無謀」とも言われましたが思い切って入学しました。
本課程で学ばれている中で、最も困難であった事は何ですか?
その時のエピソードを聞かせてください。

法科大学院の教室
入学後の2年間ほど、仕事が忙しく全く単位をとれなかったことです。1日平均15時間労働で週1回半日程度しか休めなかったので、帰宅後1時間ずつ勉強時間を何とか確保しても、科目試験を受けに行くことすらできず単位を取得できませんでした。入学後3年目でようやく勉強時間を確保できるようになりはじめましたが、この時には4年での最短卒業ができないことが確定しており、通学課程への転籍試験受験も受けることが叶わなくなっていました。この時は「自分の境遇では大学卒業はやはり無理なのか」と諦めかけました。
しかし、その後は年間のスクーリング日程・科目試験日程から綿密に単位修得計画を立てなおすことからはじめ、スクーリングへ積極的に参加、SNSでの情報収集を開始して学習方法のヒントを得るなどして効率的に単位を修得するようにしていきました。また、他大学の法曹コースのカリキュラムを参考に、各科目を履修する順序に工夫を加えることで、理解しやすい体系的な学習順序になるようにしました。それと並行して、夏期スクーリング期間中の法科大学院修了生への学習相談や、炎の塔での学習相談等、学内の制度を利用して、どうすれば法科大学院に進学できるか・司法試験に合格できるかという戦略を少しずつ立てていきました。最終的には最後の2年間でかなりの単位をまとめて取得し、6年間で卒業することができました。
※2013~2019年当時の情報です。
しかし、その後は年間のスクーリング日程・科目試験日程から綿密に単位修得計画を立てなおすことからはじめ、スクーリングへ積極的に参加、SNSでの情報収集を開始して学習方法のヒントを得るなどして効率的に単位を修得するようにしていきました。また、他大学の法曹コースのカリキュラムを参考に、各科目を履修する順序に工夫を加えることで、理解しやすい体系的な学習順序になるようにしました。それと並行して、夏期スクーリング期間中の法科大学院修了生への学習相談や、炎の塔での学習相談等、学内の制度を利用して、どうすれば法科大学院に進学できるか・司法試験に合格できるかという戦略を少しずつ立てていきました。最終的には最後の2年間でかなりの単位をまとめて取得し、6年間で卒業することができました。
※2013~2019年当時の情報です。
本課程で学んで良かったと思うことは何ですか?
まず、卒業までに通常の学部生よりも多量のレポートを書き、丁寧な添削指導も受けるのでレポート作成技術が身につきます。これらの能力は法科大学院での課題作成に役立ちますし、文章能力が必須である司法試験の論文作成技術の基礎にもなります。スクーリングでは、厳しくも熱心な教授陣から直接授業を受けることができるので、法学の基礎力を身につけるには最適でした。特に短期スクーリングでは3日間で通学生の半年分の授業を一気に受けることができ、単位認定に必要な試験も受けることができるので大変効率的ですし、限られた時間で多くの知識を吸収する訓練にもなりました。
また、中大通教では多様なバックグラウンドの方が学ばれているので、スクーリングの機会等で他の学生との交流を通じて多くの示唆を得ることが出来ました。さらに、ロースクール入試や法科大学院進学後の奨学金選考、司法試験合格後の就職活動など出身学部や学部成績を問われる場面が多数あるのですが、知名度のある中央大学の卒業生という地位を得られたことはプラスに働く場面が多かったように思います。先輩法曹とのかかわりの中でも、中央大学の出身者という共通点で親密になれることも少なくありません。
また、中大通教では多様なバックグラウンドの方が学ばれているので、スクーリングの機会等で他の学生との交流を通じて多くの示唆を得ることが出来ました。さらに、ロースクール入試や法科大学院進学後の奨学金選考、司法試験合格後の就職活動など出身学部や学部成績を問われる場面が多数あるのですが、知名度のある中央大学の卒業生という地位を得られたことはプラスに働く場面が多かったように思います。先輩法曹とのかかわりの中でも、中央大学の出身者という共通点で親密になれることも少なくありません。
近道ではなかった中大通教での学びにおいて、在学中の自分に、卒業した今だからこそ伝えたい言葉はありますか?

在学生に向けたメッセージ(2019年卒業時)
もっと自信をもって、司法試験に向けて一直線にやれということでしょうか。正直に言えば在学中は、人よりも遅れて大学生活を送っていることや通信制に在籍していることをどこか恥ずかしく思ってしまい、そのために自己開示がうまく出来ず情報収集も遅れてしまいがちでした。しかし、今考えれば学習内容や授業の水準、授業をしてくださる先生方、単位修得のための試験の難易度は通学生と変わらないのですから、通信課程だからといって恥じる理由は何もなかったのです。また、「卒業が難しい」ということを意識しすぎていた節があるので、卒業はついてくるものくらいの気持ちで、もっと在学中から司法試験の勉強を軸に置いたほうが早期に司法試験合格ができただろうと思います。
入学を検討している方にメッセージをお願いします。
私自身入学を決意するまでかなり迷ったことをよく覚えていますが、法律の学習はとても豊かで深く、楽しいものです。そのような法律の学習を安価に、しかも歴史ある大学の教授陣のもとで行えるというのは、またとないチャンスですから是非踏み出してみたら良いと思います(嫌になったらやめればいいのです)。そして中大通教には様々な年代・属性の人が在籍し、それぞれのやり方で学問に向き合っているのですから、「私なんかが」と躊躇する必要は1ミリもありません。
法曹志望の方は、通信制から法科大学院に行くのは難しいのでは?と思うかもしれませんが、そのようなことはありませんし、法科大学院入試や就職活動でも通信制であることで不利に扱われたことはありませんでした。法科大学院に進学できるか不確実なのに、中大通教に入学して司法試験にチャレンジするのは無謀では?と思ってしまう気持ちもよくわかります。ですが、例えば法科大学院に進学する際には様々な助成制度や奨学金を活用することで経済的には何とかなるので、心配しすぎる必要はなく、学力を淡々と積み上げればいいのです。中大通教の学生になれば、図書館や判例DBの利用といった学習環境を得ることもできますし、通信制を選択することで学部学費を抑え、浮いた費用を法科大学院の学費や予備校費用に充てるという戦略をとれば、潤沢な資金がなくとも司法試験にチャレンジすることが可能にもなります。
法曹志望の方は、通信制から法科大学院に行くのは難しいのでは?と思うかもしれませんが、そのようなことはありませんし、法科大学院入試や就職活動でも通信制であることで不利に扱われたことはありませんでした。法科大学院に進学できるか不確実なのに、中大通教に入学して司法試験にチャレンジするのは無謀では?と思ってしまう気持ちもよくわかります。ですが、例えば法科大学院に進学する際には様々な助成制度や奨学金を活用することで経済的には何とかなるので、心配しすぎる必要はなく、学力を淡々と積み上げればいいのです。中大通教の学生になれば、図書館や判例DBの利用といった学習環境を得ることもできますし、通信制を選択することで学部学費を抑え、浮いた費用を法科大学院の学費や予備校費用に充てるという戦略をとれば、潤沢な資金がなくとも司法試験にチャレンジすることが可能にもなります。


















