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卒業生の声 瀨川 潔 さん


「人生を変える8万円」というキャッチコピーは本当です。
法学に憧れがあるのに、難しそうと諦めている人にこそやって欲しいと思います。学習が進むうちに法学の奥深さ、面白さがわかってきます。

瀨川 潔さん

入学:2023年4月(3年次編入学)
卒業:2025年3月
就学時:40歳代
職業:名古屋理容美容専門学校の教員
居住エリア:愛知県在住
(2025年4月掲載)

中大通教で法律を学ぼうと思ったきっかけを教えてください。

 私は名古屋理容美容専門学校という理容師、美容師の専門学校で勤務しており、理容師、美容師は国家資格であるため、理容師、美容師とその養成施設である専門学校も法律に基づいて管理・運営されています。その為、仕事をする中で法律に接する機会が多いのですが、条文の意図が読み取り切れないなど、他人からの説明で理解したり、実務を体験してから理解したり、仕事が後手後手に回り歯がゆい思いをしておりました。そこで、以前より法学を専門的に学びたいと常々考えていたため、この度通信制の法学部に入学しようと決めました。

 中央大学を選んだ理由は、通信制の法学部を探している中で「人生を変える8万円。」というキャッチ・コピーを目にし、学費の安さを感じるとともに、その言葉に心惹かれたため、中央大学の門戸を叩かせていただきました。

レポート学習に取り組まれた感想を教えてください。

 私の最大の失敗は、勉強の進め方を調べている際に、諸先輩方が口をそろえて「まずレポートを出してみよう」と言っているのに教科書を頭に入れようとしながら読んだことでした。法学に初めて触れる段階の私は教科書を1冊読むのに3か月かかってしまいました。まったく知識のない世界の教科書、ものすごい時間をかけて無理やり理解しながら読んでいると、数ページで頭痛が。その為、非常に時間がかかりました。
 そんな苦労をしたのに、最初のレポート学習に入った際、3ヶ月かけて読んだ教科書の内容を全く覚えていませんでした。レポートの書き方も全く分からなかったため、教科書の完全なコピー。今思い返しても、かなり酷いレポートだったと思います。

 ですが1つ目のレポートを提出し、わからないながらに2つ目、3つ目と提出していくうちに、何を聞かれていて、何を書けばいいのかという課題の意図がわかるようになりました。そうなると教科書が読めるようになり、これが「まずレポートを出してみよう」ということなんだと感じました。

 レポートの成否自体は最初の10通くらいは全部不合格だった記憶があります。ですがインストラクターの先生の丁寧な添削を見て心躍った覚えがあります。先生の添削に従いレポートを全て直していくと徐々に合格しはじめ、最終的には、ほぼ合格できるように。そうすると教科書の読み方が変わる、どんどん内容を覚えながら読み進めることができる。自分の成長を感じつつ、インストラクターの先生への敬意と感謝がどんどん強くなっていきました。

レポートはどのくらいのペースで作成、提出していましたか?また、平均的な学習時間を教えてください。

学習用のテーブル

 私の勉強は大きく分けて、レポートを提出する時期、各教科のレジュメをつくる時期、スクーリングを受講する時期、試験勉強をする時期、の4つに分けて行っていました。

 この中で、レポート期は、(1)次の試験で受ける科目を考える、(2)3~5教科の範囲で教科数を決める、(3)2、3日ずつで教科書を読む。(4)それ以後は毎日1通、土日に予定がない場合は2通提出。レポートが再提出で戻った場合は、即日で直せる場合はその日のうちに、大幅に勉強しなおす場合はその日に勉強をし、次の日にレポートを提出というサイクルでレポートを作成・提出していました。その為、安定したペースでレポートを提出するというよりは、レポートを提出する時期を決めて、一気に送る、という形になります。

 勉強時間は、時間で考えていませんでした。今日はここまでやる、と決め、平日は夜8時9時から2、3時間、土日は時間の許す限りやっていました。勉強しない日もあるため、平均すると1日2時間程度だと思います。

スクーリングを受講されてみていかがでしたか?

 私は全てオンデマンドで受講しました。まずはレジュメがもらえることがありがたい。加えていつでも自分のペースで見ることができるオンデマンドは非常に助かりました。ただ、オンデマンドは自分で見るということを律しないといけない為、私は配信開始日をスケジュールしておいて、その日から毎日1.5時間から3時間見なければ寝てはいけない、と決めルーティーン化させていました。ルーティーン化させるのが非常に大変でしたが、できてしまえば受講させていただけること自体は楽しかったです。

 受講した感想としては、とにかく面白い。仕事柄、人に教えることはあっても、教わることがなかなかありません。教員である自分が学生の立場で受講すること自体が新鮮でとにかくもっと見たい、聞きたい、と思っていた記憶があります。

 学習面でみると、全てを説明してくださるので、理解が間違っていた箇所、理解が出来ていなかった箇所の全てを整頓してもらえるため、楽しかったのと併せて、時間と予算があれば全教科受講したいと感じました。

スクーリングの受講科目や科目試験の日程など、スケジュールはどのように決めていましたか?

 初年次はレポートが受かった教科から試験を受けていましたが、2年目(4年次)は科目試験の時間割を見て、8.9教科受けられるようにレポート学習を進め、そのすべてを受験した形になります。
 そのため、スクーリングも科目試験の時間割を見て、オンデマンド用試験が日曜日のみなので、1,2,3,4限など、受講した科目が全部受験できるように受講科目を決めていました。

お仕事をされながら、学習を両立させる上で、心掛けた事などありましたら教えてください。

 ルーティーン化です。

 仕事があるため帰宅は夜。帰宅後も子どもの世話、洗濯、台所仕事などあるので、夕食後の机拭きが終わったらダイニングテーブルにノートパソコンと教科書をセットし、家事が終わり次第とりあえず着席する。子どもの世話をする場合は寝かしつけたら着席する。「やる気」という言葉自体が本来は存在しない言葉で、やりたくない人の言い訳から「やる気」という言葉が生まれた、と聞き、とりあえず始めればやる気が出る、と学んだので、とにかく毎日着席し、PCを開く、教科書を開く。この行動を毎日心掛けました。

中大通教で体系的に法律を学んだことで、ご自身に変化はありましたか?また、お仕事や日常生活にどのようなメリットがありましたか?

 自分で自覚できるくらい明らかに物の見方、考え方が変わりました。体系的に学ぶ、論理的に説明する、自分の感情ではなく法に則って考える、という勉強をしたおかげで、物事の全体像に目を向けることができて、今までなんとなく感じるなどぼんやりしていたものが明瞭になり、ルールに従う、という感覚が強くなりました。

 仕事としては理美容専門学校の「関係法規・制度」という担当教科が増えたことと、法改正などに今後対応しやすくなると感じています。また、前述したルールに従う、という感覚が強まったことで、自分の感情に振り回されることがほぼなくなり、教員という仕事上それが非常に役に立っておりますし、子育て上も子どもに対し、「ダメなものはダメ」と言えるようになり、「これを言うと子どもがかわいそうかな」という甘やかす考えがほぼなくなりました。

今後の夢や目標を教えてください。

 司法書士や行政書士など、法律に関する資格を取っていきたいと思います。資格自体が仕事に役立つことも考えられますし、将来的にそういった仕事にも携われたら、と考えています。

入学を検討している方にメッセージをお願いします。

瀨川 潔さん

「人生を変える8万円」というキャッチコピーは本当です。

 法学に憧れがあるのに、難しそうと諦めている人にこそやって欲しいと思います。確かに勉強は大変かもしれません。でも学習が進むうちに法学の奥深さ、面白さがわかってきます。

 何より、勉強していること自体が自分の自信になります。人生ではいつだって今が一番若いです。この私の文を見て頑張りたいと思う人が一人でもいれば幸いです。