グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ


RESTUDY

卒業生の声 伊藤 麻紀さん


中大通教での学びは、私に勇気と自信、そして夢を与えてくれました。教科書や講義録の余白にところ狭しと書き込んだメモは、私の一生の宝物です。

伊藤さん、校章と共に

入学:2021年4月(3年次編入学)
卒業:2024年3月
就学時:50歳代
職業:会社員
居住エリア:三重県在住
(2024年5月掲載)
在学中のRESTUDYインタビューはこちら⇒

伊藤様には在学中にもRESTUDYインタビューにご協力いただきました。その際お聞きした、以前取り組まれた資格取得の勉強と中大通教での勉強に違いはありましたか?

 資格取得の時も民法や行政法など複数の科目を学習しましたが、あくまで試験対策が中心でした。中大通教では入学前に期待したとおり、法律を体系的に学ぶことができたと思います。
 たとえば、「導入教育」ではレポートや論文など文章作成の基本を学ぶことができましたし、「法学入門」では古代ローマに遡る法学が、ヨーロッパの市民革命を経て、明治日本に近代法としてもたらされるまでの歴史等を興味深く学ぶことができました。
 また、「憲法」や「民法」などの基礎科目から「刑事政策」や「外国法概論」などの専門科目にいたるまで、1.分厚い教科書に色分けや書込みをしながら一生懸命に読み進めたこと、2.著名な先生方の分かり易くも重厚な講義を数多く受講できたことなどは、本当に貴重な体験であったと思っています。教科書や講義録の余白にところ狭しと書き込んだメモは、私の一生の宝物です。

在学中のRESTUDYインタビューはこちら⇒

以前のインタビューから2年が経ちましたが、その間に法律を学んだ事がお仕事に役に立ったと感じるような事はありましたか?

 一つは仕事上の文面づくりです。「通達・通知」や「プレゼン資料」などを作成する際に、以前に比べて分かり易い文章が作成できているように感じています。番号や記号のつけ方、一文で表現すべき内容の絞り込み、段落のくくり方などに気をつけています。まだまだ未熟ではありますが、中大通教のレポート作成でご指導を受けて培った、無駄のない簡潔な表現を心がけています。
 また、もう一つは、法律そのものの知識です。不動産登記や抵当権に関する知識が業務に役立つこともありましたし、「共同親権」や「拘禁刑」など在学中に学んだ法改正の情報が、顧客との間で話題となるなど、思いがけない場面で知識が役立ったと感じる瞬間が何度かありました。

本課程で学ばれている中で、最も困難であった事は何ですか?その時のエピソードを聞かせてください。

 あろうことか、科目試験の申し込みを失念してしまった時です。そう、あれは2年目の秋、「刑法総論」「刑法各論」など、難易度が高そうな科目の受験を控えていました。いつものように教科書に向き合って試験対策をしていたある日のこと、「あっ!」と、嫌な予感がしました。恐る恐る申込期日を確認すると...なんと締め切りを2日も過ぎていました。そう、顔面蒼白です。「あぁ、やらかした!」と、がっかりしてそのままベッドに突っ伏しました。
 おかげで年明けに7科目をも受験することになり、直前の詰め込みも大変だったことを覚えています。この失敗以降、申込期日を部屋のドアに貼りつけ、手帳にも書込み、絶対に忘れることのないように注意したことは言うまでもありません(笑)。

ご卒業された今、在学中の自分にかけたい言葉はありますか。

 自分にかけたい言葉はただ一つ、「よくぞ中大通教を見つけてくれた、でかした!」と褒めてあげたいです。3年前のある日、書店で「社会人と通信制大学」をテーマにした雑誌を目に留めました。それまで「社会人の学び」について、せいぜい教養講座かセミナーという位置づけでしかイメージしてこなかった私は、卒業できれば学位を取得できる「本格的な学びの世界」の存在をはじめて知りました。その時のドキドキ感、ワクワク感は忘れることはできません。その雑誌の中でひときわ存在感を放っていたのが中央大学でした。私は「学びの世界」を発見し、その中から中央大学を選択した自らのセンスに、手前味噌ながら「でかした!」と言ってやりたいのです。

今後の夢や目標を教えてください。

 今後、さらに法律を学びたいと感じています。在学中に50代半ばを迎え、周囲からは「今さらよく勉強する気になるねぇ。」と言われることもあります。しかし、それでも夢は尽きません。あきれたことに、私は自らを「まだまだ若い」と思っているくらいです(図々しいですね)。
 卒業を果たした今、次なる目標として司法試験予備試験に関心をもっています。さすがに強烈な難易度が予想されますので迷ってしまいますが、「挑戦だけはしておかないと、将来後悔してしまう」という思いから、チャレンジしてみたいという気持ちが増しています。さあ、どうするか。もし受験を決意することになったら、間違いなく「人生最大の作戦」になりますね(笑)。

入学を検討している方にメッセージをお願いします。

 入学を検討するということは、「学びに強い関心を持っておられる」ということです。そんなあなたの志に敬意を表します。そして、迷っておられるのならば、是非、入学されるべきだと思います。
 私自身、在学中は通勤電車や休憩時間に教科書を読み、試験前の休日は対策に追われと大変でしたが、今はただ一言「楽しかったぁ~」と心から感じています。中大通教での学びは、私に勇気と自信、そして夢を与えてくれました。そう、あなたも学問の世界を楽しむことができると思います。
 これは秘密の告白ですが、教科書を最後まで通読したのは3科目、「法学入門」「憲法」「外国法概論」だけでした。かなり頑張って読み進めましたが、ほとんどの科目で未読部分が残存しました。
 また、試験対策も毎回詰め込みで、「しまった、最後まで出来なかったぁ。」と、不安な思いで当日を迎えていたのです。そんな私でも卒業できたのですから、あなたもきっと大丈夫だと思います。
 そして、最後に一つだけおすすめしたいのは「オンデマンド講義」です。地方に居ながらにして著名な先生方の講義を視聴できることは極めて貴重な機会であり、「大学で学んだ感」を最も感じることができる中大通教の醍醐味だと思います。入学されたら可能な限り多くの「オンデマンド講義」を受講されることを強くおすすめいたします。