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RESTUDY

卒業生の声 吉松 大樹 さん


伝統ある中大通教で積み重ねた知識・見識は、人生を支える大きな自信となりました。年齢、地域問わず、誰もが成長できる環境です。

吉松 大樹さん

入学:2019年4月(1年次入学)
卒業:2024年3月
就学時:20歳代
職業:議員秘書
居住エリア:山梨県在住

中大通教で法律を学ぼうと思ったきっかけを教えてください。

 高校を中途退学し、プロボクサーとして活動していた私が初めて法律に関心を抱いたのは、20歳の頃、行政書士の資格取得を目指したことがきっかけでした。合格点に2点及ばず不合格となり、学習意欲は減退し、転職などもあったため法学から遠ざかってしまいました。その後、国会議員秘書として働くなかで、立法府・行政府の仕事を理解するためには、法律を体系的に学ばなければならないと意識するようになりました。働きながら学べる様々な通信制大学を調べ、長い歴史と実績、多様なスクーリング形態による授業機会を重視し、中大通教を選択しました。

レポート学習に取り組まれた感想を教えてください。

 上述のように、私は高校を中途退学し、高卒認定試験合格後に入学しました。したがって、最後に書いた長文となると高校1年生の読書感想文でした。そんな私が、いきなり1通2000字のレポートに取り組んだ際には何を書いてよいのか分からず、初めて手をつけた憲法のレポート提出には3ヵ月を要しました。もちろん不合格で返却されましたが、インストラクターの方から紙面いっぱいのご指導と励ましの言葉をいただき、気持ちを切らすことなく再提出に取り組めました。具体的なレポート作成の流れは、課題文と対応した指定教科書の章をよく読み、その後参考文献を2~4冊集め、自身の考え方をまとめた上で書きあげていました。卒業までに提出した約110通のレポートで培った文章力と継続力は私の財産です。

レポートはどのくらいのペースで作成、提出していましたか?また、平均的な学習時間を教えてください。

 レポートに慣れていない1~2年次では、月に2通作成するのがやっとでしたが、3~4年次の頃には、週に2通作成することも可能となりました。参考文献の収集の難易度、科目や課題によってバラつきがでてしまうため、想定通りにいかないことの方が多いですが、とにかく途切れさせないことを意識して取り組みました。学習時間は、平日は平均2時間、休日は5時間以上を目安にしていました。ときには友人と遊びに出かけたり、晩酌をしてサボってしまうこともありましたが、ちょっとしたスキマ時間にも文献を読み、取り組んでいる課題を常に思い出せるようにしていました。

スクーリングの受講科目や科目試験の日程など、スケジュールはどのように決めていましたか?

 仕事の性質上、1か月先の予定が明確でないことが多かったため、自身で授業時間を調整できるオンデマンドスクーリングを中心に受講しました。他方で、短期スクーリングやオンラインスクーリングは、中央大学教授の講義を臨場感を持って受講できる貴重な機会であるため、事前に職場の上司に相談し協力いただいた上で、特に関心のある科目につき受講するようにしていました。科目試験は、試験の約1ヵ月前から過去問等を参考に重要論点をまとめ、直前にはそれらを反復して読み込みました。

受講したスクーリングの中で印象に残っている科目を教えてください。

 コロナ禍のなか、オンラインで受講した国際法が印象に残っています。ウクライナ侵略や中東問題などで国際情勢が不安定化している今、国際法の役割と限界を検討し、法律の枠組みを超えた視点で思索を巡らす経験はとても有意義なものとなりました。

お仕事がお忙しい中、学習を両立させる上で、心掛けた事などありましたら教えてください。

 勤務時間や休日が不規則であり、まとまった時間が取りづらい環境においては、スキマ時間を活用することが重要です。出勤時には、必ず文献を1冊持って出かけ、休憩時間には思いついた考えをスマホでメモしていました。ただし、根詰め過ぎないようにメリハリを意識していました。

中大通教で体系的に法律を学んだことで、ご自身に変化はありましたか?また、お仕事や日常生活にどのようなメリットがありましたか?

 体系的に法律を学ぶことによって、様々な事象に対し、多角的かつ論理的に検討する習慣が身に付きました。この習慣は、仕事をはじめ日常生活においても有用であり、小さなミスを減らし、断片的に物事を判断しなくなるといったメリットを感じています。仕事面では、法案の立法趣旨や施行後の影響、条例の文言など、これまで理解が及ばなかった細やかな事情にも配慮できるようになり、入学前に比べ思考の深化を実感しています。

今後の夢や目標を教えてください。

 中大通教の卒業はゴールではなくスタートです。ここで学んだ法律知識、一般教養によって芽生えた多様な価値観を活かし、社会のために積極的に活動していきたいです。いずれは行政の立場で自身の経験を還元できるよう、引き続き精進してまいります。

入学を検討している方にメッセージをお願いします。

 中大通教は、いつでも・どこでも・だれでも、学びたいときに学べる環境が整っています。多種多様な人材が集まる中大通教で、あなたのペースで、あなたのために積み重ねていってください。