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RESTUDY

卒業生の声 橋本 正広 さん


法学の奥深さや面白さは、理系学問にも決して負けていません。迷っている方は、まずは中大通教で法学に触れてみていただけたらと思います。

入学:2021年4月(3年次編入学)
卒業:2024年3月
就学時:40歳代
職業:電力会社勤務
居住エリア:新潟県在住
(2024年5月掲載)

中大通教で法律を学ぼうと思ったきっかけを教えてください。

 私は、学生時代は電気工学を学んでおり、社会に出てからは、主に工学的知識を活用し、働いてまいりました。現在は、電力会社にて、脱炭素や省エネルギーに関する営業やコンサルタントを仕事としているのですが、再生可能エネルギー開発などの現場では、利害関係間で法的紛争へ発展するケースなども、よく耳にするところでした。そんな時に、もしも法学の知識と法的思考力があれば、リスクを予見し紛争を回避できたのではないか、もしくは利害関係者の調整ができたのではないかという思いが徐々に強くなってきました。また以前、宅地建物取引士を取得した際に、民法に触れる機会があり、いつか体系的に法学を学習してみたいという思いもくすぶっておりました。そんな折にインターネットで、中大通教の「人生を変える8万円」の広告を見つけ、かなり短い検討時間で、入学を決意したことを覚えております。また、私は地方在住ということもあって、インターネットからスクーリングが受講できるという、教育システムが充実していた点も決め手でした。

橋本さんと同じ理系出身の方から文系の法律学を学ぶ事への不安の声をいただく事が多いのですが、橋本さんご自身はどうでしたか?

 工学系の資格試験でも、大半の試験で法規の科目が存在しますが、理系の方の場合、法規に苦手意識を持たれている方は多いと思います。私も同じ口なのですが。しかし一度、法学にどっぷりと浸かってしまえば、法学の奥深さや面白さは、理系学問にも決して負けていません。迷っている方は、まずは中大通教で法学に触れてみていただけたらと思います。

レポート学習に取り組まれた感想を教えてください。

 元々、文章を書くことは得意ではあったのですが、法学的な文章作法になかなか馴染めずに、学習当初のレポートは、インストラクターから、手厳しくも暖かいご指導を沢山いただきました。おそらく、理系的な文章作法に固執していたからだと思うのですが、転機は導入教育を受けたことでして、それからはレポートも、徐々に合格点をいただけるようになりました。レポート作成に不安がある方は、是非、導入教育を受講してみてください。

レポートはどのくらいのペースで作成、提出していましたか?また、平均的な学習時間を教えてください。

 中大通教で学んでいた頃は、転勤の関係で、会社の最寄りの社宅に単身赴任をしていましたので、毎日2時間以上の学習時間を確保できていました。週末は自宅に帰省していましたが、そこでは一時学習から離れて、家族サービスに励んでいましたので、なるべく平日に集中して学習を行うようにしていました。レポートは、1週間に1通は提出することを目標にしていたのですが、理解が不十分かなと思っても、とにかく1週間でレポートを書き上げて送っていました。そして、返却されたレポートの指導票を見て、書き直してまた送るという繰り返しで、徐々に学習を進めて行きました。

スクーリングの受講科目や科目試験の日程など、スケジュールはどのように決めていましたか?

 私は地方在住の為、スクーリングは全てオンデマンドで受講しました。受講する順序について、体系的に計画するどころか、私は興味の赴くままに科目を決めて受講していました。その方が、モチベーションが維持できると思っていたからです。また、科目試験の会場は、車で片道2間程度離れていたため、なるべく1回の試験で沢山受験できるようにと、仕事が落ち着いている時は、一度に3科目のオンデマンドスクーリングを受講したこともありました。しかしあまりの無計画さに、受講最終日に有給を取得して必死で授業動画を視聴したり、科目試験日に、オンデマンド試験の科目が時間割で重複してしまったこともあったりしたので、計画的に受講科目を設定することをお勧めします。

受講したスクーリングの中で印象に残っている科目を教えてください。

 特に印象に残っているのは、四方光先生の犯罪学です。警察庁にいらっしゃった経歴をお持ちだけに、大変貴重で、とにかく興味をかきたてられるお話を聞くことができました。そして、犯罪白書や警察白書を片手に学習した体験は、とても新鮮でした。

中大通教で体系的に法律を学んだことで、ご自身に変化はありましたか?また、お仕事や日常生活にどのようなメリットがありましたか?

 今までは、顕在化する困難に対して、合理的解決法や最適解の模索など、私には理系的なアプローチを図ることしか選択肢がありませんでしたが、中大通教で体系的に法律を学んだことで、そこにリーガルマインドが加わり、物事を多面的に捉える力が備わったと感じています。イメージとしては、理系と文系(法学)の二刀流になったような気分です(笑)。昨今、企業では、T字型(専門分野を極めながら、他の幅広い分野に対しても知見を持っている人材)人材に注目が集まっているそうです。私もそのようなビジネスパーソンになって、社会に貢献したいという想いはあります。

資格取得が趣味だとお聞きしました。中大通教入学後に何か資格取得にチャレンジされましたか?

 業務で必要だったこともあり、令和5年度の一級電気工事施工管理技術検定を受験しました。中大通教とのWスタディは苦難の連続でしたが、無事に合格することができました。一次試験と二次試験と共に、通教の科目試験と1ヶ月程度しか期間が離れていなかったので、この時ばかりは睡眠時間を削ったり、有給を取得したりして、学習に追い込みをかけました。その甲斐もあり、二次試験は合格。通教の科目試験も合格し、卒業単位を取り切ることができました。

今後の夢や目標を教えてください。

 先日、災害復旧の支援のために、震災があった能登半島に行ったのですが、被災現場を目の当たりにし、また災害により住む家や職を失った被災者の方々と交流させていただいたことで、自分の中の価値観が大きく変わりました。その後、自分が学んだ法学の知識を活かして、被災者の方や、困っている人たちの力になりたいという気持ちが強くなり、まずは行政書士試験への挑戦、その次は司法書士試験へ挑戦することを決めました。このような気持ちになったのも、中大通教で学んだ副産物だと思っています。これからも、法学の学習に励み、だれかの役に立ちたいと感じています。

入学を検討している方にメッセージをお願いします。

 数年前の私は、法学に興味は持っていたものの、大学で学ぶということまでは夢にも思っていませんでした。しかし、ふと出会った広告から、半分は勢いで、憧れの中央大学法学部の門戸を叩き、それから3年間、法学の海にどっぷりと浸かり、人生において、かけがえのない時間を体験することができました。これは、日本のどこにいても、そして何歳であっても、本格的な法学を学べる中大の教育システムのおかげであり、地方在住の私でも、法科の中央で法学の学位取得という結果を掴むことができました。新たな挑戦を不安に思う方は多いと思いますが、一歩を踏み出して、白門の扉を開きませんか?少しだけ先に一歩を踏み出した者として、皆さまの挑戦を心より応援させていただきます。