卒業生の声匿名 さん

「もっと早くに中大通教で学んでおけば良かった」
基本書等の独学よりも格段に理解が深まり、以前よりも自信を持って業務に携わることができるようになりました。

匿名  さん
  • 入学:2021年4月(3年次編入学)
    卒業:2023年3月
    就学時:40歳代
    職業:公務員
    居住エリア:東京都在住
    (2023年6月掲載)

法律を学ぼうと思ったきっかけを教えてください。

 業務の関係もあり自身で法律を学んできましたが、さらに理解を深めるには体系的に学んだ方がよいと考え、大学への入学を検討しました。また、刑事法関係については業務や日常生活でも関係することがなく、書籍での学習のみでは深い理解に至らないと考えたもの、理由の一つです。

中大通教を選んだ決め手は何ですか?

 通信制大学の中で、開設している学部が法学部のみという学校は他にはなく、法学教育に最も力を入れている様に感じられた点です。スクーリングの中で、建学理念についてのお話をお伺いする機会があり、法律知識は一部の専門家に留まらず広く市井に普及されるべきであるとの理念に非常に感銘を受けました。この学校を選んで正解だったと思いました。

レポート添削指導を受けた感想を教えてください。

 最初の頃に提出したレポートに対しては特に厳しい評価を受けることが続き、正直なところ評価に納得がいかないと感じることもありました。しかしながら、多くのレポートでは添削された先生による具体的なアドバイスが添えられており、それに沿ってレポートを修正することにより、課題についてのより深い理解に至ることができることを次第に実感していきました。レポートの再提出を繰り返すにつれ、自分の理解が欠けている個所について指導を受ける、という気持ちで、積極的にレポートを提出するようになっていきました。

受講したスクーリングの中で印象に残っている科目を教えてください。

 憲法と刑法総論のオンデマンドスクーリングです。憲法の佐藤先生は、違憲立法審査という日本では当たり前の存在と考えていたものが実は世界では当たり前でない、という話から講義を始められ、その導入から憲法の世界に引き込まれました。刑法総論の只木先生は、刑事法の初心者にもかみ砕いたわかりやすい説明をして下さり、刑法という馴染みのない法の興味深さを十分に理解することができました。共に、卒業単位がそろった後、改めてメディア教材で再受講するほど魅力的な講義でした。

最短の2年間で卒業されました。卒業に向けた学習計画はどのように立てていましたか?

 入学を決めるのが遅く6月からの学習開始となったこともあり、レポートの作成が間に合わず1年目には最初の2回の科目試験を受験することができませんでした。また、レポートが不合格となることも多く、その段階では最短期間での卒業を一度諦めていました。しかしながら、その後レポート提出のペースが掴めてきた段階で考えを改め、再び最短卒業を目指すべく、学習計画を考えてみることにしました。計画を立てるにあたっては、残りの期間に行われる試験において取得が必要な単位数を見積もり、そこから逆算して月毎のレポート提出の必要数とスクーリングの受講予定を立てました。コロナウイルスへの感染により対面スクーリングに出席できなくなるなど計画通りにいかないことも多く、最後の試験には数多くの科目を受験することとなりましたが、卒業に必要な数の科目に何とか合格し、最短期間での卒業を決めることができました。本当にぎりぎりのタイミングでしたので、最短卒業を目指される方はできるだけ早く入学手続きをされることをお勧めします。

平日と休日、それぞれの平均的な学習時間を教えてください。

 平均すると平日は1日2~3時間程度、休日は5~6時間程度でしょうか。といっても、平日は業務の関係でなかなか時間が取れなかったので、通勤時間を中心にオンデマンドスクーリングの受講やテキストの通読を進め、レポートの作成は週末に集中的に行っていました。週末でも都合により学習時間の確保が難しい日もあったため、学習に専念できる日は日中から閉館時間まで図書館にこもって学習を行っていました。大学の図書館を最大限活用させて頂きました。

中大通教で体系的に法律を学んだことで、お仕事や日常生活にどのようなメリットがありましたか?

 法律レポートというと非常に敷居の高いものに感じられていましたが、レポート指導を通じて法律文書の作法や論理構成を学ぶことにより、法律文書の作成に対する心理的な抵抗感が薄くなりました。また、体系的な法律学習を通じて、自分が何を理解できていて、何を理解できていないかを、ある程度客観的に把握できる様になったと思います。その結果、以前よりも法についてある程度の知識があるという自信を持って業務に携わることができるようになりました。

今後の夢や目標を教えてください。

 もう一歩学習を進め、法律についてしっかりと学んだという自信を深めたいと考えております。そのため、卒業後の現在も基本書の通読を進めていますが、一度体系的に学んだ後に改めて通読すると、より深い理解にいたることができることを実感することができます。また、卒業論文を執筆する機会がなかったこともあり、将来的には、大学院に進学して法律学の研究を行う機会も得られればと思っています。

入学を検討している方にメッセージをお願いします。

 法律を学びたいという社会人の方には、ぜひ中大通教をおすすめします。中大通教のスクーリングでは、通学課程でも指導されている先生の講義を直接お聞きすることができ、非常に充実したものとなっています。内容も非常にわかりやすく説明してくださるので、自ら基本書等で独学するよりも格段に理解が深まると思います。私ももっと早くに中大通教で学んでおけば良かった、と今更ながら少し後悔しています。入学するかどうか迷われている方は、ぜひ一度入学して、スクーリングを受講してみて下さい。