卒業生の声S. K さん

「人生を変える8万円」の直感を信じて入学を決意!自分なりの経験にプラスして法律を体系的に学ぶことで確実に視野が広がった。

S. K さん
  • 入学:2021年4月(3年次編入学)
    卒業:2023年3月
    就学時:40歳代
    職業:公務員
    居住エリア:埼玉県在住
    (2023年5月掲載)

現在のお仕事と、法律を学ぼうと思ったきっかけを教えてください。

 入学時は、消防局警防課に勤務しており、土地の賃貸借(消防用水用地について、契約解除における原状回復等も含む)・資機材(特にポンプ車)購入・開発行為に伴う消防水利設置指導・緊急消防援助隊調整・消防局全体の訓練計画等・予算管理について、進捗状況を管理するという立場で業務を担当していました。(今現在は、部署を異動して、災害活動をメインにする部署で、火災調査活動や防火対象物立入検査等を実施しております。)入学前には、市役所に出向経験があったため、各種の法律等に触れる機会もありました。また、行政書士・宅建等の資格を有しており、資格は保持していましたが、資格を生かして実務をやっている訳ではなかったため、断片的な法律知識しかなく、いつか法律を横断的に深く学びたいと考えていました。

中大通教を選んだ決め手は何ですか?

 電車に乗っている吊り革広告に「人生を変える8万円」と掲載されており、直感を信じて入学を決めました(笑)。

年間の学習計画や学ぶ科目はどのように決めていましたか?

 直感を信じて入学を決めたので(笑)、事前に情報収集をしていた訳でなく、シラバス等が送付されて以降、法律の基礎科目を中心に関連する科目全般を選択し、興味ある分野を中心に科目を選択しました。また、卒業が目標ではありませんでしたが、効率良く勉強しなければ続かないと思いました。ちなみに、地方公務員として行政法は受講しなければと思いました。学ぶのであれば、直接講義を受講できるスクーリングをフル活用したいと考えました。しかし、コロナ禍でもあり、2年間対面式の授業等はなく、オンラインスクーリングやオンデマンドスクーリングがメインなりました。1年目は、正直手探りで科目を選択して、スケジューリングをしていたため、受講したいオンラインスクーリングやオンデマンドスクーリングが重なったため受講できないこともありました。また、同時期にオンラインスクーリングやオンデマンドスクーリングを受講したことで、並行して学習を進めるのに苦慮したのを覚えています。2年目は、前年度の経験を踏まえ、綿密に計画を作成して、レポート提出の時期を検討し、各種のオンラインスクーリング・オンデマンドスクーリング、科目試験との兼ね合いを検討して、スケジューリングしました。

在学中に印象に残っていることを教えてください。

 やはり一番最初の法学入門のレポートの添削結果です。法学入門という言葉に惑わされて、一番最初に提出するものと思い込み、(自分なりの考えに基づいて提出しました...)丁寧かつ厳しくご指導をいただきました(笑)。法律のレポートを書くということはこういうことだよというお作法を学ばせてもらったと思います。一番初めにそのような丁寧かつ厳しいご指導してもらったからこそ、最後まで困難な課題等に向き会えることができたのかと思います。印象に残っている講義は、刑法総論の只木教授のオンデマンドスクーリングが一番印象に残っています。言葉ではうまく伝わらないので、入学した際はぜひ受講してみてください。必ず自分の抱いていた刑法のイメージが変わると思います。印象に残っていることの最後は、コロナ禍であったこともあり、一回も八王子キャンパスに行かずに卒業できたことです。(卒業式に初めて八王子キャンパスに行きました...。)

1日の中で、どの時間帯を学習にあてていましたか。お仕事のある日とお休みの日、それぞれ教えてください。

 仕事の日は、朝出勤前の2時間、お昼休憩には10分程度、帰宅後2時間くらいを目安として学習しました。休日は、1日中勉強する日もありましたが、継続するためには息抜きも必要と考え、午前中または午後4時間程度どちらかを集中して勉強に当て、どちらかは家族と過ごすか、趣味の時間に費やすこととしました。ただ、忙しい時期等で勉強の時間が取れない日も当然ありましたが、1日5分・10分でも良いので、必ず毎日継続して勉強することを心がけました。

中大通教で体系的に法律を学んだことで、ご自身に変化はありましたか?また、お仕事や日常生活にどのようなメリットがありましたか?

 社会人になって、ある程度法律問題に接し、そのような中で自分なりの経験があったのですが、経験にプラスして一定時間継続して法律を体系的に学ぶことで、確実に視野が広がったと思います。そして、視野が広がったことで、何か問題に直面した時、客観的に自分の意見を述べることができるようになったと思います。仕事面については、例えば、民法における任意規定や強行規定の違いと言うように、法体系全般の認識を意識して仕事ができるようになりました。また、より良い案を提案するため、批判的思考を活用して自分なりの提案をすることができるようになったと思います。日常生活については、事件等のニュースについて、かつては感想を述べる程度だった気がしますが、今は一つ一つの事案について、様々な視点から見るようになったと思います。

今後の夢や目標を教えてください。

 特段大きな夢はありませんが、学習を継続する日常が身についたので、更なる法律系の資格を取得していきたいと思います。また、数年後環境が整えば、大学院進学も目指せればと思います。

入学を検討している方にメッセージをお願いします。

 明確な目標をもって、入学することは基本であり、言うまでもなく大事なことだと思います。一方で、漠然と法律を学びたいと考えている人もおり、迷っている方も大勢いると思います。迷っている理由は様々であると思いますが(例えば、将来が不透明で迷っていたり...)、やはりトライするべきだと思います。入学後、卒業後、今回入学して学んだ経験は必ず生きてくると思います。私自身、苦労して学んだ分野は特にそう思いました。苦労した分だけ、より身につけることができたと思います。真摯に継続して学んだことは自信にもなりますし、信じて学んできたことは、卒業後、予想をしないような分野で色々な事が繋がってくると思います。熱意ある先生方含め、法律を学ぶ環境は整っていると思いますので、ぜひチャレンジしてみてください。