卒業生の声森永 慈さん

「学びたい」と思った時が「学ぶ」時。一度は手放した「学びの機会」。
何度でも挑戦していい!

森永 慈さん
  • 入学:2020年4月(2年次編入学)
    卒業:2023年3月
    就学時:40歳代
    職業:会社員
    居住エリア:福岡県在住
    2013年度に初めて入学し、2015年度に離籍。2020年度に「再度の入学」をして卒業。
    (2023年5月掲載)

現在のお仕事と、法律を学ぼうと思ったきっかけを教えてください

 私は現在、社会保険関係の業務を行う事業所に勤務しています。2013年度に入学をした当時から同じ仕事です。業務の中で関連条文を確認したり、法改正に対応することがあるため、法律に興味がわいて大学で学びたいと考えました。また、法律を理解できるようになれば、業務における自分の言葉に説得力を持たせることができるのではないかと考えました。

中大通教を選んだ決め手は何ですか?

 大学で学びたいと考えたとき、仕事と子育てをしながら、自分のペースで学びたい、という観点から通信制がベストと判断しました。そして、法律を学ぶなら「法科の中央」ということで決めました。

再度、中大通教で学ぼうと思ったきっかけを教えてください。

 最初に入学した2013年度は、子育てが少し落ち着いて、新しいことを始める意欲がわき、業務で関心を寄せていた法律を大学で学ぼうと考えました。しかし当時、業務が多忙だったこともあり、文献を読んだりレポート課題に取り組む時間を確保できず、ほとんど単位が取れないまま離籍しました。再度入学することを考えたのは、コロナ禍で子どもが通っている学校が長期休校になった頃です。私自身も在宅勤務が多くなり、自宅で勉強する子どもを見ていると、頑張っているなーという気持ちと同時に、勉強に打ち込める機会がある子どもが本当にうらやましくなりました。一度は手放した「学びの機会」ですが、何度でも挑戦していいのではないかと思えたことで、再度、中大通教で学ぼうと決心しました。

大学のキャンパスに通わず、Web上で実施するスクーリングを中心に学ばれてみて、いかがでしたか?

 地方在住ですので、スクーリング会場への移動や宿泊のことを考慮する必要がないことから、スクーリングを受講しやすくなりました。 Web上でのスクーリングで特によかった点は、質疑応答の内容を文字で見ることができた点、リアルタイムの講義が一定期間録画配信されるため、何度も見返すことができた点です。

在学中に印象に残っている出来事を教えてください。

 刑法総論のスクーリングを受講したときに、レポートの書き方を何度も練習しました。法的三段論法を用いて作成するレポートが、この時なんとなく腑に落ちて、楽しくなりました。また、私が何回も修正した不合格のレポートに対するインストラクターの方の丁寧な添削が印象に残っています。そういう科目ほど好きになりましたし、法律って面白いと思えました。

スクーリングの受講科目やスケジュールはどのように決めていましたか?

 入学した当初は、興味のある科目から決めていました。後半は、一年間のスクーリング開講予定から、受講できる科目をピックアップして、仕事や家庭との兼ね合いを考えて予定をたてていました。興味のある科目がある場合は、それと重複しない科目を選び、関連のある科目がある場合は、近い日程で組み合わせました。例えば、「民事執行保全法」と「倒産処理法」を続けて学ぶことができるように決めました。

中大通教で体系的に法律を学んだことで、ご自身に変化はありましたか?また、お仕事や日常生活にどのようなメリットがありましたか?

 法律があまりにも身近にあることを認識しました。日常生活のあらゆることに法律は関わっているし、例えば、意味がないように思える手順も、法律に則って必要になる、ということをこれまで以上に意識するようになりました。自分の視点の他に、「法律」という視点ができたような感覚です。いろいろな角度から物事を見る目を養うことが必要なのだと改めて感じました。業務においても、「法律」の視点を意識して従事しています。

今後の夢や目標を教えてください。

 法律に関して、まだまだ学びたいことがたくさんあります。業務のためだけではなく、学問として今後も法律の勉強は続けていきたいです。

入学を検討している方にメッセージをお願いします。

 法律を学びたいと考えたとき、中大通教はとても充実した学び舎です。あとは、自分の「学びたい」という意思があれば、十分だと思います。しかし、学ぶ意思を持ち続けることは、仕事や家庭との両立を考えると難しいこともあるかも知れません。それでも、「学びたい」と思った時が「学ぶ」時です。ぜひ、挑戦してください。