卒業生の声樋口 晴彦 さん

12年間在籍、2018年度に成績優秀者・総代として卒業。
「中大通教は広く、深いです。本当の学びの場です。」

樋口  晴彦  さん
  • 入学:2007年4月(1年次入学)
    卒業:2019年3月
    就学時:40歳代
    居住エリア:東京都在住
    職業:会社経営
    (2021年6月掲載)

入学のきっかけを教えて下さい。

 昔から大学卒業資格が欲しいと思っていました。子供もある程度大きくなって、自分の時間も少しとれるようになり、そんな中、働きながら大学卒業資格が取得できる通信制大学の存在を知りました。他の大学も多数検討しましたが、最終的に中央大学を選びました。
 理由はうまく言えませんが、各大学の入学案内書を隅々まで読み、自分に一番合っている大学はどの大学か、様々な角度から検討した結果です。法律は専門外、学生時代は文系の学問にはあまり興味がなく成績も良くなかったです。卒業できるかどうか自信が全くありませんでしたし、卒業できるとしても決して簡単ではないことも想像できました。それでも中央大学へ入学志望したのは、これからの社会生活で法律を味方につけ新たな人生を見つける自分への挑戦でした。

中大通教のレポート添削指導を受けた感想を教えてください。

 私は本当に運が良かったのか、初めて書いたレポートの添削指導に、もう言葉では言えないほどの感銘を受けました。レポートの添削指導を受けること自体、人生で初めてだったのですが、この最初のレポートの優しい言葉で書かれた添削指導のおかげで、中大通教での勉強へのアプローチが変わりました。こなす勉強から本質を追求する勉強となったのです。その時の感動が卒業まで私のモチベーションを支えてくれたといっても過言ではありません。その後、卒業まで何十通ものレポートを書きましたが、どの先生も、どこが悪くてどのように考えればよいのか丁寧に添削してくださいました。不合格で返却されたときは残念ではありますが、添削指導を読むのが楽しみになり、毎回レポートの返却が待ち遠しくもありました。レポート学習は自分で考えることの訓練となり、講義では得られない通信制の最大のメリットであったと思います。

12年をかけて卒業されました。学習のペースは、どのように組み立てていましたか?

 入学当初は、4年間で卒業したいと考えておりましたが、仕事が徐々に忙しくなってしまったのと相まって結果的に12年かかってしまいました。この12年間、大きなブランクも無かったし、サボっていたわけではないのですが、なかなか計画的には進まず、予定の半分も進みませんでした。限られた時間の中で自分のペースでコツコツと単位を積みあげた形です。はじめは自分のペースが分かりませんでしたが、入学してすぐに何も分からないまま夏期スクーリングに申し込んだのが良かったです。そして自分にはスクーリングが合っていると感じました。その後、どんなに仕事が忙しくても、お盆休みを利用して夏期スクーリングだけは毎年受講するようにしました。これが大きなペースメーカーになりました。夏期スクーリングの受講だけでは、4年間で卒業しようとするととても追いつきませんが、私の場合は12年間在籍したので、半分以上の単位は夏期スクーリングで修得したことになります。

卒業要件を大幅に超えるスクーリング単位数を修得していらっしゃいます。スクーリングの魅力を教えてください。

 自分には科目試験で単位を修得するよりスクーリングの方が合っていると感じました。授業科目単位4単位科目の科目試験を受験する場合は、4つのレポート課題に合格しないとならないのですが、実際レポートを書くのはかなりのエネルギーが必要なので、期限がないとズルズルと時間ばかり過ぎてしまいます。その点、スクーリングの場合、無理やり予定を入れてよっぽどでなければ出席します。そして講義に集中できます。スクーリングを受講すると、レポートは2課題分免除になり、残りの2課題分も提出期限があるので、これに間に合わせようと頑張って書くことができました。時には書く時間が取れなかったり、期限に間に合わなかったりすることもありましたが、それでも科目試験のための4課題提出よりはハードルが下がりました。私は、スクーリングが無かったら卒業はできなかったでしょう。前にレポート学習が通信制教育の最大のメリットと書いて矛盾しているようですが、私の場合レポートとスクーリングを半々で学習するのがちょうどバランスが良かったのだと思います。このように自分に合った学び方を選べるのも中大通教の魅力だと思います。
 また、スクーリングの最大のメリットは、一流の先生の講義が生で聴けることだと思います。教科書を読むだけでは理解できなかったところが、簡単に理解できたこともありました。もちろん直接質問することもできますし、仲間と議論することもできます。それと忘れてはいけないのが、同じ時間にそこで共に一生懸命学んでいる仲間の姿に触れることです。否が応でも自分のモチベーションが高まりました。

中大通教を卒業して、ご自身に変化はありましたか?

 入学当初は、個人事業主として細々と仕事をしていたのですが、在学中にお誘いがあって会社員になりました(この会社の忙しさのおかげで卒業に12年かかったとも言えます)。卒業後この会社を退職し、株式会社を設立しました。中大通教で学んだおかげで会社設立、業務での契約、法人税の申告までも全て自分で何の疑問も迷いも無くこなしています。実務的にはこのことが一番の変化ですが、それよりも物事の考え方や価値観が変わりました。実務のほとんどは専門技術的な内容ですが、法律的な問題にあたることがよくあります。今まではそれに気付きもしなかったわけですが、中大通教で法律を体系的に学んだおかげであらゆる物事を法律的な視点から考えることができるようになりました。このことは大きな武器となっています。今では法律的に何か問題はないか、条文には何と書いてあるのか、判例はどうかという思考回路になっています。もっと言えば、物事を論理的に考えるようになりました。正直、法学的な細かい論点等はほとんど忘れかけてしまっています。しかし、身についた考え方というのは忘れることはないだろうし、この先、仕事をしていくうえでも間違いなくプラスに働くと思っています。

今後の夢や目標を教えてください。

 これといった夢は無いのですが、趣味を楽しむ時間と心のゆとりを持てるようになれたら嬉しいです。在学中、司法試験を目指そうかと思った瞬間がありました。さっさと卒業して夜間の法科大学院へ進学、なんてことを考えていました。そんな夢も束の間、目の前の単位修得と戦っているうちにあっという間に12年経ってしまい、年齢もそれなりに重ねてしまい、あまり現実的ではないと冷静に諦めました。現在は、会社を設立してちょうど1年経ち、何とか軌道に乗ってきた感じです。今後は安定を目指して頑張っていこうと思います。

入学を検討している方にメッセージをお願いします。

 中大通教について、良いことばかり書くと嘘っぽいので正直なところを書きます。人それぞれなので全ての人にお勧めはできません。大学卒業資格が欲しいだけでしたら、もっと簡単に卒業できる大学もあるようですし、資格取得のためなら資格学校に通ったほうが手っ取り早いかもしれません。中大通教はそのような学校の代わりではありません。もっと広く、深いです。本当の学びの場です。しかし、受け身では何も得られないかもしれません。自分自身でもがき苦しんだ結果として最高の喜びを与えてくれる場です。是非、この喜びを味わっていただきたく、中大通教に挑んで欲しいと思います。とは言っても、これはあくまでも私の個人的な思いです。私は学生会支部活動を通じて様々な方と接することが出来ました。大学卒業資格で3年次編入学をして、仕事をしながらあっさりと2年で卒業する方もいましたし、さらにその後法科大学院に行って司法試験に合格した優秀な方もいました。一方では、80歳過ぎのご高齢でも学び続けている方、小さな子供を託児所に預けながらスクーリングに通っていた方、再入学して今度こそと頑張っている方、法律関係の仕事をしながらスキルアップを目指している方、年齢も立場も本当に様々な方達がそれぞれの思いで真剣に学んでいます。皆、本当に頑張っていました。そんな方たちに支えられながら私も頑張ることが出来ました。入学して、くじけそうになったら是非学生会支部の学習会に参加してみてください。そこにいる仲間がきっと励ましてくれることでしょう。中大通教は頑張れば頑張るほど応えてくれます。頑張れば頑張るほど卒業証書の重みが増します。迷うことはありません。直ぐに入学しましょう。そして思い切り学びましょう。

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