卒業生の声満田 泉さん

志を共にする多くの学友と知り合うことは大きな財産になります。

満田 泉さん
  • 入学:2010年10月(3年次編入学)
    卒業:2013年9月
    就学時:40歳代
    居住エリア:カリフォルニア在住
    職業:米系航空会社に勤務

アメリカに在住されて何年くらいですか?

丸25年になります。

現在のお仕事について教えてください。

 日系航空会社や日系企業での技術通訳等を経て、14年前からは米系航空会社に勤務しています。現在は一時休職制度を利用して来年3月まで休みを取ることが出来たので、この機会を利用して中大通教で勉強をしています。

入学のきっかけを教えてください。

 海外に暮らしていると自分が日本人であるということを強く意識する機会が多くあり、日本の長所や短所もよく見えて来ます。そんな生活の中で日本の法を学びたいと強く思うきっかけになったのは2007年に私の出身地の広島で起こったある刑事事件が不起訴になったことです。その事件はアメリカであれば決して不起訴にならないと思われる事件だったので、なぜ日本では不起訴になってしまうのかということを疑問に思い、日本の法律を知りたいと思いました。私にとって日本の法を学ぶということは日本という国を知るということでした。また、法律には元々興味があり、カリフォルニアでパラリーガルの資格を取るために勉強をしていた関係でカリフォルニア在住の日本人弁護士やロースクールの学生が定期的に集まる会に参加していたのですが、そこで中大通教を卒業後LL.M.に留学し、カリフォルニアで司法試験を受けている方と知り合い、いろいろアドバイスを頂いたことも中大に決める大きなきっかけになりました。

最初の頃はあまり学習が進まなかったようですが...。

 入学当初はパラリーガルの資格取得のためにカリフォルニアで学校に通っていて、中大の勉強と同時進行をするつもりだったのですが、送っていただいた教科書を見てもどこから手をつけていいかわからず同時進行をあきらめました。まずパラリーガルの資格を取得してから中大の勉強を始めることにしたので、中大の勉強には入学後8ヶ月間手をつけませんでした。また、始めから中大通教卒業後に進学することを視野に入れた上での編入だったので、退学することはまったく考えませんでした。

レポート作成において御苦労された点を教えてください。

 最初はレポートの内容というよりも、どういう形式で書いていいのかすらまったく見当がつかず戸惑いました。その後リベルスを読んで試行錯誤を繰り返すうち、徐々に慣れてきて基本的な構成の仕方に沿って書けるようにはなりました。ただ最初の頃書いたレポートは論点を理解出来ていないという指摘が多く、たくさんのレポートが不合格になっています。しかし、返却されたレポートの指導欄に小さな文字でびっしりとコメントが書いてあったり、本文の中にもたくさんアドバイスが書かれている時などは、私の拙いレポートを時間をかけて丁寧に読んで添削して頂いていることがわかり、有難いような申し訳ないような気持ちになりました。また、「この調子で学習を続けて行ってください、期待しています」、「海外での学習は何かと大変だと思いますが今後も頑張って下さい」と書いてくださったインストラクターがおられて、大変励まされました。また、年度末近くにレポートが不合格になったときには「再提出の日付は3月31日までなので気をつけて下さい」と書かれており感激しました。

2011年秋頃からは学習のペースをつかまれたようですが、何かきっかけがあったのでしょうか?

sample 私はレポートを1通も書いたことがないままいきなり2011年の夏期スクーリングに3週間参加したのですが、そのとき受けたある授業が本当に楽しくて、こんな熱意のある授業を受けることが出来るのかと衝撃を受けたことが大きなきっかけになりました。中大通教に入学して本当に良かったと感じて、一気にもっと理解したい、レポートを書きたいと思うようになりました。教科書だけを頼りに独学で学習を進めることはとても難しいので、レポートが進んでいなくてもとりあえずスクーリングに参加してみるというのもひとつのやり方だと思います。私の場合は休職していたので夏期スクーリング終了後に自宅に戻ってからも勉強に集中出来る環境にあり、レポートを書くことが楽しくて仕方ありませんでした。その後も出来る限りたくさんの短期スクーリングに参加することで多くの方々と知り合い、進捗状況を報告しあったり一緒にスクーリングを受けたりするようになったことでますます学習のペースが加速しました。
 また、学生会支部に入会したことで学習の方法や参考文献などについて情報交換をしたり相談したりしながら順調に学習を進めることが出来るようになりました。

1週間もしくは1ヶ月の学習のペースを教えてください。

 仕事をしながら勉強をされている方から1週間1通を目標にしていると聞いたので、仕事を休んでいる私ならその倍以上は書ける筈だと思って1ヶ月10通以上書くことを目標にしました。休むとペースが落ちるので、とにかく書き続けました。また、不合格のレポートが戻ってきたら、すぐに書き直すようにしました。

海外在住による不便な点や不利な点などはありますか?

 スクーリングの受講、科目試験の申込み、成績の確認等はMyはくもんを利用して海外からでも手続きが出来るのでまったく困りませんでした。費用の振り込みや細かな質問なども海外在住の生徒を担当して下さる事務室の方と直接eメールでやりとりが出来るようになっているので不自由に感じたことはありません。
 ただ、レポートを期限までに提出したい時でも国際郵便で7日以上かかってしまうので、その点は余裕を持って提出するよう注意が必要でした。一番不便だったのはやはり参考文献の取り寄せです。図書館で借りても期日までに返すことが難しいし、スクーリングや試験等で日本に来ても多摩キャンパスまではなかなか行けないので、ほとんどアマゾンなどを利用して購入しました。

通信教育部に入学してはじめてわかったことや、驚いたこと、入学するまでは気付かなかったと、「こんなはずではなかった」ということがありましたら教えてください。

 入学以前は漠然と日本では社会人になってから大学で学ぶことが難しいような気がしていましたが、スクーリングで幅広い年齢層の方とお知り合いになり、それが間違った先入観であったことに気がつきました。また、通信課程の大学はひたすら自習して学習するイメージだったので、これほど感銘を受けるような授業を受けることが出来るとはまったく考えていませんでした。また、卒業率が大変低いというイメージでしたが、スクーリングに参加されている方々は明確な目標を持って学習されている方達が多く、私の周りでも次々に卒業されていくことに驚きました。

志願者へメッセージをお願いします。

 通信課程の大学での学習は難しいと思われがちですが、レポートを通して丁寧な指導を受けることが出来るし、スクーリングは全国各地で開かれています。また事務室によるサポートも充実しているため学習を進めやすい環境が整っていますので、是非思い切って入学されることをお勧めします。全国にある支部会でも様々な学習会や合宿ゼミが開催されており、自分次第でいくらでも法律に関する深い知識を得ることが出来るし、志を共にする多くの学友と知り合うことは個人にとって大きな財産になります。また何よりも中大講師陣の素晴らしい授業を受けられるだけでも入学する価値があると思います。

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