卒業生の声平田 慎二さん

2015年司法試験合格
働きながら司法試験に合格できたのは法律が好きだったから。授業や学友との交流を通じて法律のおもしろさをつかんでほしい。

平田 慎二さん
  • 入学:2010年4月(3年次編入学)
    卒業:2012年3月
    就学時:20歳代
    居住エリア:東京都在住
    職業:公務員

2012年4月他大学法科大学院入学。2015年司法試験合格。

司法試験合格おめでとうございます。合格した今の率直な感想をお聞かせください。

 ようやく法曹の入口に立てたと感じております。論文は手応えがあり、短答の結果も悪くなかったので、受かっていると信じていましたが、自分の番号を確認できたときは、ほっとしました。いままでたくさんの方々にお世話になってきたので、感謝の気持ちを伝えたいです。

法科大学院では、大学通信教育出身に対する周囲の偏見はありましたか?

 私の通っていた法科大学院では、中央大学出身の先生もたくさんおられましたが、通信教育課程に対する反応は好意的なものでした。また、学生の間でも通信教育課程に対する偏見はありませんでした。中央大学の通信教育は知名度もありますし、働きながら卒業することができれば、むしろ評価されるのではないかと思います。

中央大学の通信教育は、レポートが手書きで卒論も必修です。通教の学習が司法試験に活かされたと感じたことはありますか?

 レポートや卒論を作成したことにより、法律文書の書き方の基礎が身につきましたので、司法試験に大いに役立ちました。レポートを作成されている在学生の方であれば分かると思いますが、レポートに書きたいことを全て書いてしまうと、文字制限をオーバーしてしまいます。そこで、文字制限に収まるように、自分の考えを簡潔にまとめる必要があります。司法試験でも、自分の考えを簡潔に記すことが要求されますので、レポートで練習したことが司法試験に直接活かされます。
 また、社会人になると手書きの機会がほとんどありませんので、レポート作成は手書きのいいリハビリになりました。手書きは効率が悪いと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、司法試験も手書きですので、手書きに慣れておく必要があると思います。

仕事をしながらの司法試験勉強はどのような毎日でしたか?一日のスケジュールを教えてください。

 平日は、早朝に少し勉強をした後、夕方まで仕事をしています。19時開始の法科大学院の授業に間に合うように職場を出ます。22時に授業が終わるので、自宅に帰って復習をします。休日は、5、6時間勉強をしていました。

司法試験についてお聞きします。択一式と論文式の試験にそれぞれどのように対策をとられましたか?

 私は夜間の法科大学院に通っていましたので、一番の試験対策は授業でした。授業で扱った判例をよく読んだり、レポートを作成したりすることで、自然と力がついたと思います。
 授業以外の対策としては、択一過去問を数回解きました。択一はこれだけで十分だと思います。
 論文対策としては、市販の演習書をなるべく多く読みました。複数の演習書を読んでいると、何度も同じ論点がでてきますが、何度もでてくるということは、その論点が重要だと判断できます。しかも、何度も読んでいるため、頭に定着しやすくなっているので、重要な論点であればあるほどよく覚えることができます。また、多くの問題に触れることで、自分の知らなかった細かい論点もほとんどカバーすることができるので、どんな問題がきても対処できる自信がつきます。

それぞれおかれている環境は異なりますが、合格の要因、特にモチベーションなど精神的な面において、法曹を目指している在学生の方にアドバイスをお願いします。

 私は、本学に入学する前、法曹を目指そうと考えたことは一切ありませんでした。しかし、本学で法律に触れてみて、こんなにおもしろい学問があったのかと気がつかされました。私が働きながら合格までたどり着けたのは、法律が好きだったからだと思います。
 法曹を目指している在学生の方は、授業や先生方・学友との交流を通じて、法律のおもしろさをつかんでほしいと思います。そうすれば、自然と法曹への道が開けていくはずです。

司法試験に合格後の、その先にある目標や夢をお聞かせください。

 これまでの経歴を活かしながら、法律家として専門性を高めていきたいと思っております。司法試験合格を今後の人生にどう活かしていくのかは自分次第なので、弛まず研鑽を積んでいく所存です。

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