在学生の声石田 賢一さん

お客様の労務関係や成年後見人制度についてなどの様々な相談に、法律の知識をふまえ最適な解決方法を模索する努力ができるようになりました。

石田 賢一さん
  • 入学:2009年4月~(毎年科目等履修生として登録)
    就学時:50歳代
    居住エリア:長野県在住
    職業:自営業(税理士・社会保険労務士)

現在のお仕事を教えてください。

 税理士と社会保険労務士をしています。税理士業務は税金の計算、相談だけでなく経営に対するアドバイスのように将来を見据えた仕事が増えてきたように思います。社会保険労務士の業務はやはり賃金や労働者との関係などの労務相談が多いですね。

『税務通信』で本学を知ったとお聞きしましたが、入学のきっかけを教えてください。

 試験に合格するための勉強はしましたが、本当に理解しているかと言われるとそうでもない。税法や労働法は法律の一部分でしかないし民法とか会社法などの他の法律も知っていないといけない。だったらいっそのこと法律全体を鳥瞰したいと思っていました。たまたま『税務通信』で通信教育課程のことを知りやってみようと思いました。

実際にお客様対応等で、「もっとこういう対応もできたのでは?」ということはありましたか。

 分割手続きなどの対応で、会社分割の相談を受けた際に分割に対する税法しか知らず、経営者の方の質問に適切なアドバイスができませんでした。もっと会社法の内容を知っていればテンポよく実行できたはずという思いをもちました。

科目等履修生として6年間登録されていますが、正科生を選択しなかったのはなぜですか。

 1年間に1つの法律を深く掘り下げることを目的に勉強しています。レポートも課題はすべてクリアーしたいと思っています。1年1年緊張感をもって取り組み、その成果はけじめとして残したいので科目等履修生を選択しています。

登録初年度に、お仕事に関わりが深い「労働法」や「民法」ではなく、「法学」と「憲法」を登録された理由をお聞かせください。

 すべての法律の底辺にあるのが法学であり、憲法だと思いました。まずここを理解しておかないと他の法律の理解が深まらないのではないかと思いました。そこで遠回りかもしれないけれどここはがっちり押さえておくようにしました。この選択は正しかったと思っています。

レポートで、印象に残った科目やインストラクタの指導などを教えてください。

sample これは恥ずかしいのですが、「労働法」ですね。実務を20年もやってくると基本がおろそかになっているのに気づかされます。レポート課題を読んでまず判例が浮かんでしまいます。結果ありきでレポートを書いてしまう、実務慣れの弊害が出てしまいます。インストラクタの指導は適切ですね。レベルに達しないレポートはちゃんとやり直しになります。何がいけないのか親切に書いてくれるので条文の趣旨に立ち返ることができます。20数年前に勉強したはずのことを改めてさせてもらっています。

オンデマンド授業を積極的に利用されていますが、感想をお聞かせください。

 例えば民法の授業が家にいて直接受けられる、しかも自分の都合のいい時間に受けられるし、繰り返し見ることができる。この魅力はたまりません。自分なりの勉強を整理し不足している部分が分かります。自分が読んでいる本の執筆者である先生の授業を視聴できる機会は大変貴重だと思っています。

科目等履修生の登録期間は1年間ですが、石田様はその1年で必ず1科目単位を修得されています。仕事との両立方法など、長く本学で学んだ経験から得た学習のコツがありましたら教えてください。

 夜はなかなか都合がつかないので、勉強は主に朝しています。2時間を目標にしています。休日にまとまった時間が取れれば達成感が得られます。教科書には1冊、各法律分野に必ず存在する大家の先生の本を入れています。あとはコツコツ毎日少しずつを自分に言い聞かせてやっています。

お客様との対応のなかで、法律を学んだことが活かされた案件がありましたら、具体的に教えてください。

sample 民法を学び親族の成年後見について相談相手になれていること、取り交わした契約内容について税法や民法の立場から説明できること、会社組織についてお客様の規模からその選択ができること、労務相談について両者の立場を理解でき最適な解決方法を模索する努力ができるようになったことなど、沢山あります。感情的にならずに、必ず逆の考え方もあるという立ち位置で対応できていればいいなと思っています。
 また余談ですが、「この位の字数で書いて下さい。」という文書依頼を受けた時、その位でまとめることが上手くなりました。これはレポート作成のおかげです。

どのような税理士・社会保険労務士でありたいですか?

1つの相談や事案について、頭の中で法律をぐるっと回って、話ができる職業人でありたいと思っています。

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