在学生の声藤原 大輔さん

民法や商法の知識は、契約上のリスクを知ったり回避するためのツールとして役に立っています。

藤原 大輔さん
  • 入学:2012年4月(3年次編入学)
    就学時:40歳代
    居住エリア:東京都在住
    職業:会社員

本学で学ぼうと思ったきっかけを教えてください。

 入学前に、行政書士試験に合格したことがきっかけで、判例の結論だけを覚える学習ではなく、自分なりに理由づけを論じられるようになりたいと思いました。それには基礎が重要だと考え、体系的な学習をするなら法学教育の伝統がある中央大学しかないと思いました。また時間の融通が利くという点で、通教を選択しました。
 私は現在、IT企業で企画営業職に就いていますが、ITと法律の知識を組み合わせた自分だけの土俵を作りたいと思い、スキルアップを目指して入学を決めました。

他大学の法学部を卒業していらっしゃいますよね。

 社会人になってからは仕事上あまり法律を使う機会がなく、そのまま過ごしてしまった感があります。しかし、責任ある仕事を任されるようになるとやはり精度の高い法律の知識が必要になってきます。卒業以来、民法の改正や会社法の施行も経ていましたので、知識の更新が必要だと感じていました。
 また、私は学生時代、趣味の音楽に夢中になり、あまり法律の勉強に熱心でない若者でした。親に高額の学費を負担させながらも成績は惨憺たるもので、今思うと申し訳ない気持ちです。そこでもう一度法律学をやり直してみようと、不惑の年を前にして、20年前の「忘れ物」を取りに帰ろうと思いました。

通信教育で学んでいることは職場に公表していますか。その理由もお聞かせください。

 職場には積極的には公表はしていませんが、秘密にしているわけではないので、必要な範囲で話をすることはあります。幸い勤務スケジュールは自己の裁量が尊重されている職場なので、代休を上手く活用して平日にスクーリングを受講することに問題は少ないです。

オンデマンドスクーリングを受講した感想をお聞かせください。

 オンデマンドスクーリングは、短期スクーリングを受講するような気持で受講しないと先生の話がどんどん流れていってしまって、ほとんど耳に残らないことがあります。ですので、私の場合、集中力維持の点から、できる限り休日のまとまった時間に集約して受講するようにしています。機能的には、難しい箇所は納得できるまで何度も巻き戻して視聴できるのがメリットです。チェックポイントやWeb出席調査への回答は、ほどよい緊張感があってよいと思います。レジュメは紙に印刷するだけではなく、スマホにダウンロードして、外出中の細切れ時間にパラパラと見て復習する使い方もしています。

科目試験は、範囲が広く難易度が高いという在学生が多いのですが、藤原さんはどのようにお考えですか?

sample そのように感じたことはあります。しかし、すべてがそうだとは思いません。科目によってはあらかじめ試験範囲が『白門』で告知されているものがあります。そのような科目は事前の対策がしやすいので、親切だと感じます。配布されている過去問を検討すれば、先生ごとの出題傾向が見えてきます。他方、スクーリング試験では必ずしも解きやすい問題が出題されるわけではないというのが感想です。ある短期スクーリングでは、教科書・ノート「持ち込み可」の試験だったのですが、持ち込み物を参照する暇もないくらいに、思考力が試される問題が出されました。日々の学習の積み重ねが大切だと実感しています。オンデマンドスクーリングの試験は、科目試験以上に範囲が特定しづらいと感じたこともあります。オンデマンドの場合は、学習の利便性の高さと引き換えに、試験勉強はたくさんして下さいというメッセージだと受け止めています。

卒業論文のテーマなど、準備は進んでいますか?

 卒論の科目やテーマは具体的には決まっていません。私の場合、好きな法律の一つが民法ですので、何かヒントになればと思い、演習で「民法(財産法)」を受講しています。そこでは基本的論点について丁寧に検討していくので大変勉強になります。また、少しずつですが、書店で専門書を探したり、判例の検討も始めています。過去の優秀論文のテーマ一覧を眺めていると、果てしない道のりだと思うこともあります。身の丈にあったレベルで自分だけのテーマを検討中です。

法律を学びお仕事で役に立ったことを教えてください。

 勤務先は少人数で運営している会社のため個人の裁量の幅が広く、重要な契約も任されています。そういったときに、民法や商法の知識は、契約上のリスクを知ったり回避するためのツールとして役に立っています。また、仕事上の資料作りでも論理的な構成を心がけられるようになったと思います。

今後の目標や将来の夢を聞かせてください。

 なんとか卒業に必要な最少のレポート数は充足できましたし、科目もあと数単位を残すところまで来ることができました。今後は卒論をメインに頑張っていきたいと思います。なるべく早期に卒業することも目標です。仕事との関連では、ビジネススキームの企画など、より積極的な法律の使い方も模索したいです。それにはもっと学習を積む必要がありそうです。通教で学んだことを社会に還元できれば幸いです。

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