在学生の声高橋 貴子さん

社会人としての経験を積んだからこそ、法律をもっと知りたいと思いました。

高橋 貴子さん
  • 入学:2012年10月(3年次編入学)
    就学時:30歳代
    居住エリア:東京都在住
    職業:会社員

現在のお仕事を教えてください。

 地元の短期大学を卒業後、金融機関に就職し、総務・債権管理・融資金の審査及び査定などの業務に携わりました。その後転職し、現在は厚生年金基金と確定給付企業年金に関係する事務を担当しています。

以前から大学で学びたいと思っていましたか?

 実は20代の頃から、仕事の関係で、機会さえあれば法律を体系的に学べる通信制大学に興味がありましたが、夏期スクーリングなどで会社を休むことも考えられたので、当分は仕事を優先させて独学にしようと考えました。

通信制大学のことは気にはなっていたのですね。本学に入学されたきっかけや時期について教えてください。

 前職では、勤務年数が長くなるにつれて任される仕事が増え、様々なバックグラウンドを持つ方々と接することが多くなりました。また、業務の説明以外にも、経営や法律などのアドバイスを求められることもあり、断片的な法律の知識では限界を感じるようになった頃、たまたま目にしたのが、中央大学法学部通信教育課程の『入学案内書』でした。
 手にした『入学案内書』を見て、通信教育課程でも通学課程と同じ教員から講義を受けられることに魅力を感じました。また、しばらく主人の転勤がないことが分かっていましたので、「東京という恵まれた環境にいる今だからこそ、体系的に法律を勉強してみよう」という思いが日々強くなり、中央大学法学部通信教育課程への入学を決意しました。

10月入学生は、4月入学生と比べて学習システム上の学びにくいなど、感じたことはありますか?

 学習システムは、10月入学生も4月入学生も変わらないと思います。通信教育課程はレポート学習が基本で、学習すべき科目の大半は4単位です。スクーリングの参加でレポートが2通免除となるにしても、決められた通数のレポートの合格と科目試験の合格がなければ、単位がいつまで経っても修得できないのは、皆同じです。
 ただし、最も学習意欲の高い入学当初に参加可能なスクーリングが少ないので、10月受講開始の第3期オンデマンドスクーリングや10月開講の短期スクーリングに、新入生を対象とした募集期間の特例があればよいのではないかと思います。

仕事と学習の両立を成功させるポイントがありましたら教えてください。

 仕事と学習を両立させるためには、予め明確な学習計画を立てることが肝心です。私は入学後の半年間はレポート作成がほとんど進まず、日頃の学習方法も確立していませんでした。そこで、翌年度は参加したいスクーリングを最初に決め、実施時期に合わせた学習計画を立てました。仕事との兼ね合いもありましたが、参加したいと思っていたスクーリングが毎月ありましたので、レポートについては「スクーリングの開催時期に合わせて作成し、毎月2通以上クリアさせること」を目標としました。

レポート作成について、1週間や1ヶ月単位で提出するレポートの目標数など工夫していることはありますか?

sample 入学当初は平日でも帰宅後に教科書を読んだり、朝型にしてレポート作成後に出勤したりするなど、紆余曲折しながら色々試してみましたが、あまり効率が良いとは言えず、今では週末にまとまった時間を取るようにしています。
ただ、週末の学習だけでは前週末分を忘れてしまうので、レポート作成中の科目については、5分や10分といった細切れの時間を活用して教科書や参考文献に目を通しています。また、集中して勉強したいと思えば、大学の図書館を利用することもあります。

レポートで不合格になった場合、すぐに再提出に取りかかりますか?それとも時間を空けますか?

 不合格となったレポートの大半は、少し時間を置いて頭の中を整理してから再度取り組んでいます。レポートが戻ってくる頃には、次の科目に取り組んでいることが多い上に、借りてきた参考文献は既に図書館に返却済で、参考文献のほとんどが手元に残っていないためです。
 しかし、参加したいスクーリングが日程的に迫っているときや科目試験の直前期であれば、その日のうちに再提出に向けて教科書や参考文献を引っ張り出して取り組んだり、状況によっては数日中に大学の図書館から参考文献を借りてくることもあります。

今までで一番苦戦したレポートを教えてください。

 「民法1(総則)」です。入学当初は、レポート作成時の参考文献の記載方法など基本動作すら全くできていませんでした。また、文章の構成にまとまりがなく、2,000字程度に収めることですら難しかったです。初回レポート提出後、インストラクターから「これでは法律のレポートとして体をなしていない」と指摘を受けました。その後、インストラクターと何度かやり取りを繰り返し、法律のレポートを作成する際の素地ができたという意味で、「民法1(総則)」は苦戦しましたが、それなりに思い出深いレポートとなりました。

2013年度の「中央大学通信教育部給付奨学金」を受給されていますが、計画どおりでしたか?

 給付奨学金の受給は、計画どおりではありません。『別冊白門』が届いた時に奨学金の確認はしましたが、その後のレポートや科目試験で成績が芳しくなかったため、「もし貰えたら、御の字」くらいにしか考えていませんでした。大学から届いた受給の決定通知書も封筒に厚みがなかったので、「通知を受けるようなことを、何かしたかな?」と、思ったくらいです。開封したときは、本当に驚きました。
 今思えば、2013年度は参加したいスクーリングを中心に学習計画を立てていたので、それが功を奏して給付奨学金の受給につながったと思います。

オンデマンドスクーリングと短期スクーリングのそれぞれの長所・短所をお聞かせください。

 まずオンデマンドスクーリングでは長所として、自宅などで自分の都合に合わせて講義を受講できることです。平日に細切れの時間を使って少しずつ学習することもありますし、集中的に取り組みたい科目であれば、週末にまとめて3日分の講義を見ていることもあります。また、オンデマンドは繰り返し見ることができるので、聞き損なった論点を再度繰り返し見返すことも可能です。一方、短所としては、オンデマンドスクーリング終了後は科目試験の受験までに1ヶ月近くの間が空いてしまい、モチベーションの維持と科目試験対策の学習を継続することが困難になりがちです。
 次に、短期スクーリング授業では、本学の先生方の熱意あふれる講義を生で受講できることが一番の長所です。論点や問題点を的確に押さえた講義は一人で自宅学習しているよりも、遥かに効率的だと思います。また、時には実務の話を織り交ぜてくださることもありますし、講義の合間であれば先生へ直接質問をぶつけることも可能なので、自宅学習で曖昧だった点を確認することが出来ることも、短期スクーリングに参加する醍醐味の一つです。その上、高いモチベーションを持っている仲間とも一緒に講義を受けるので、個人的には講義の合間の他の受講生との会話などから刺激を受けることが多いです。一方で短所は、自宅から遠方の会場だと、受講費用の他に交通費や宿泊代が必要になることや、時には仕事を調整したり家族の協力を仰ぎながら参加しなければならないことなどを挙げることができます。

「やってられな~い!」と思う瞬間はどんなときですか?

 仕事で心身ともに疲れ果てた日に、たまたま戻ってきたレポートの評価が「E」だった時です。でも、丁寧なコメント付きでインストラクターも書いてくださることが多いので、きちんと見直してから再提出に向けて取り組んでいます。
 ただそれだと息が詰まってしまうので、好きなアーティストのライブに行ったり、ちょっと遠出をするなど、定期的に気分転換を図るようにしています。

今後の目標をお聞かせください。

 当面の目標は、残りの単位数を考えながら法律の知識を深めつつ卒論の準備も進めることです。私はロースクール進学目的で法律の勉強を始めたわけではなく、また、現在の担当業務も直接的に法知識を必要とする部署ではありませんが、以前より法律が楽しいと感じています。今後、もう少しゆとりができたら、士業の受験・資格取得も視野に入れていきたいと思っています。

入学を迷っている方にアドバイスをお願いします。

 学びたいという気持ちさえあれば、年齢は関係ありません。私は「いつか法律を学びたい」という気持ちを20代の頃から持ってはいましたが、実際に行動に移したのは30代になってからです。もっと前から入学しておけば良かったと思うこともありますが、社会人としての経験を積んだからこそ、法律をもっと知りたい、それを仕事上でも活かしたい、と思いました。
 じっくりと時間をかけて法律を学びたいという方も、網羅的かつ体系的に学んで次のステップに繋げたいと思っている方にも、「入学を迷っているならば、是非、中央大学を!」とオススメします。

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